ワンパム(第10次遠征隊おまけ)2011/10/22

 Wampumと書かれた棚に目が行ったのは、一人で入ったケープコッドのアクセサリー・ショップだ。ん?
なぜか気になるワンパム。紫色のビーズでできた ペンダント・ヘッドやピアスが並んでおり、棚の上部に何かが数行書かれている。Native American?
小さなピアスを買う時に尋ねると、店の主人が小さな説明カードを添えてくれた。

 その後調べたこと:
・この紫色の美しい貝から、東海岸に住む部族(アルゴンクィン、イロクォイ)はビーズを作った
・ビーズは富と力の象徴だった
・17-9世紀にヨーロッパ人との交易における通貨としても使われた
・部族間の話し合いで取り決めがなされると、その記録としてワンパムビーズで複雑な模様のベルトが編まれた
・ヨーロッパ人との関わりにおいてもワンパムベルトが編まれたが、その取り決めは白人によってしばしば反古にされた

wampum
資料
*『魂の民主主義』(未読、東京経済大学の先生による書評のみ)など

書き出したら長くなってしまったが、第10次記録はこれで終了(計35州)
旅が教えてくれることは本当に様々で、その先にさらなる楽しみが待っているようだ。

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