写真家Carl Van Vechten2012/01/29 23:41

 ラングストン・ ヒューズ自伝を読んだのは、ずいぶん昔、二十歳の時だ。10何年か前「極私的」アメリカ文学ファイルに彼の名前を加える時 、ちょうどよい画像はないかとまだ情報量の少なかった当時のネット上を探し、写真を貼り付けた。
 それから何年か後、シアトルの本屋で同じ写真家による写真はがきを買った。ハーレム・ルネサンス時代の若いL.ヒューズだ。その後、ビリー・ホリディや若いカポーティの写真もこの写真家のものだと知った。

 今では、写真家カール・ヴァン・ヴェクテンがジョージア・オキーフやスティーグリッツとも親交があったこと、さらにはガートルード・スタインの遺稿管理者だったことも、wikiなどで瞬時に知ることができる。リンクを辿れば、この場にいながら、イェール大学やNY公立図書館他にある数多くの写真を閲覧できてしまう。
 その便利さに驚嘆しつつ、ヴェクテンが資料の一部でなく何か特別なことと感じられるのは、何年も気にかけていたからこそなのだとも思う。

 膨大な情報とリンクは、繋がり合い絡み合って巨大な雲のように漂っている。粒を拾い集めてそこに意味を見いだすのは、もちろん雲の下にいるわたしだ。

travel to stay alive2012/01/24 23:52

雪で遅れたJRの車内で無料アプリのTimeを読んでいたら、こんな記事を見つけた。「本当にそう」と思った部分をそのまま引用メモしておこう。tweetもしたけど。
"1,000 Places to See Before You Die" by Patricia Schultz は数年前丸の内オアゾの丸善で見つけ、その後e-bookを入手した。シリーズが数冊出版され、現在は日本語版も出ている。

Times Dec.13, 2011


the title was meant to be forceful. With travel, people wait until they retire or until the kids leave. And by then, it’s too late. You wake up and you are 90. There is only one thing we are assured of in life, it’s that you will die. This encourages you to squeeze in as much travel as you can before you kick the proverbial bucket.


we only have one life, and it is worth using it to see the world.


Schultz says that her most memorable travel experience was of coming across a woman who was celebrating her 90th birthday by hiking Machu Picchu. “She told me to remember that my knees have expiration dates,” Schultz jokes. “We all have expiration dates. Get up, go somewhere.”


寒い週末にしたこと2012/01/22 23:58

金曜日にこんなiPhoneアプリが出た。iTunes U

入れてみると、あらステキ。あっという間にiTunesUの本棚が現れ、今までにダウンロードした講義のフォルダが並んだ。
わたしの本棚にあるのは、Garrison Keillor, Dave Barry(どちらもユーモア作家)など偏っているが、カタログ検索すれば様々な分野の数えきれない教材を入手できるわけだ。いい時代ですよねえ。読んだ端から忘れてしまうにしても。

冬の家庭菜園で「まほろば」を収穫!!

種を蒔いた時
「すぐ消えちゃいそうな名前だねえ」と娘が言い、
「それはマボロシでしょ」と答えた小さな種
ほうれん草は難しいと聞いていたけど、寒さの中でけなげに成長し、今夜の食卓に上った。豆とトマトのサラダを彩る緑色、いいね。すると娘が言った。
「ああ、できたんだ、マロニエ」
日本語だいじょうぶ?

ところで、まほろばとは「住みやすい場所」という意味の古語だそうです。

2012年冬学期2012/01/22 18:31

寒い寒いと言い合っているうちに、1月も後半に入った。
今学期教えているのは、アジア系Y校の3月卒業クラス(でもまだ中級)と超初級ネパール人クラス、そして多国籍K校の会話初級クラス、総合日本語初級後半クラスと基本漢字クラスだ。授業の様子を少し。

・会話初級クラス
形容詞を2つ使って、落とし物を説明する(みんなの日本語イラスト集 カバン、ケータイ、時計、手帳、傘 が棚に並んでいる)

 A:すみません。 N を落としました/忘れました。
 B:どんな N ですか。
 A:い形容詞くて/な形容詞で、形容詞い/な N です。
 B:ああ、これですか。
 A:はい、そうです。
 B:どうぞ。
 A:どうもありがとうございます。

ペア練習が一通り終わると、余白に自由に絵を描いて、会話を続けるように指示した。こうすると俄然張り切って、犬、猫、怪獣、車?など描き、会話が広がるのだ。
と、日頃おとなしいスペインのサルバ君が
「クモをわすれました」
クモ 、なんですか、せんせい?と他の学生たちから質問。指で形を作り、天井を示して説明。
「どんなクモですか」
「おおきくて、あかくて、あおいクモです」
「これですか」
「はーい、そうです」
プリントには、ちょっとヨレヨレのスパイダーマンスーツが描かれている。おお、サルバ君はスパイダーマンだったんだね。皆で大笑いした。

・ネパール人学生クラス
みんなの日本語語彙テスト、問題は英語で書いてある。はい、スタート。
すると、全員が前後左右を、気ままに遠慮なしに事もなげにキョロキョロと、覗き込みながら答案を埋めていくのだ。7つの頭が動いて、落ち着かないことこの上ない。
「皆さーん、自分で考えましょう。目のエクササイズはだめです」
国ではずっとこうなのかなあ。テストの意味がないよね。でも何だか面白い。わは。
彼らも少しずつ、日本的生真面目さを学んでいくことになるんだけどね。

見香港美國電影 2011年追加映画2012/01/10 16:04

香港の地下街で 『翻身動物園』というポスターを見かけた。
IMDbでチェックしていたマット・デイモンの新作映画を思い出した。
iPhoneで映画館を検索した。
ホテル近くのショッピングモールにシネマがあることを知った。
1階でチケットを購入した 、上映5分前。
というタイミングのよさで、その日 (12/29)封切りの"We Bought a Zoo"を観ることができた。
よかった、よかった。
それにしても、香港でもハリウッド映画だなんて。

年末インド&香港#8 帰りに香港2012/01/10 14:15

 キャセイ航空利用だったので、香港2泊を追加しておいた。成田へ戻るH先生と
「おだいじに」と 言い合って別れ、空港バスに乗る。このお腹で大丈夫か、自分?
 体調のせいで何を食べても全然おいしくなかったけれど、30年ぶりの香港は安全で近代的、一人歩きが楽しい街だった。写真を貼り付けておこう。

 下町のハーバー・ホテル。空港バス乗り場、地下鉄駅、女人街へ徒歩数分。
ネット予約時「クチコミにここまで狭いのは初めてって書いてあった」と息子に言うと、
「きっとベッドの上にシャワーがあるんだよ」
さすがにそんなことはないが、工夫をこらした機能的な作りだった。インドの後、清潔なタオルとシーツがことさらうれしい。
harbourhotel

シンフォニー・オブ・ライツ、九龍側から。
symphonylights

土鍋で焼く焼飯、体調がよければねえ。
chahan

2日目、スターフェリーで香港島へ行く。トークンは 2.5香港ドル(250円)
token

香港島まで、ほんの数分で着いてしまう。
starferry

ビクトリア・ピークからの眺め。香港だねえ。
バスでゆっくり登って、帰りはトラム(ケーブルカー)で降りた。
victoriapeak

年末インド&香港#7 クリシュナ病院で点滴2012/01/10 13:30

 生水は飲まず、生野菜は避け、氷の入った飲み物も注文せず、歯磨きもミネラルウォーターを使っていたのに、やはり捕まってしまった。激烈インド体験。最終日の朝、H先生とわたしは揃って急性胃腸炎に襲われた。
 普段からお腹が丈夫なほうではないが、あんなに強烈なのは初めてだ。止めようのない吐き下しにノックアウトされ、ジャイプールの観光はアンベール城入り口までで全キャンセル。病院に連れて行かれ、あれよあれよという間に寝かされて点滴治療を受けるはめになった。クリシュナ病院はこんなところ。
indianhospital

 象のタクシーに乗りたかったなあ。天文台シャンタル・マンタルも見られずに残念、と今は思うが、病院からデリー空港までの4時間のドライブもけっこう大変。わたしたち帰国できる?と不安だった。
 原因は不明だ。多分、ホテルの夕食に出たアイスクリーム?
前日の夜、ホテルからオートリクシャーに乗り、二人で風の宮殿付近を1時間ほど散策したが、その間何も口にしていない。ガイド君と運転手氏は、わたしたちがそこで何か食べたのだろうと疑っていたようだ 。いいえ、違います。

 というわけで、ヨレヨレで出国。インドの1週間、時々聴いていたテーマ曲はアラニス・モリセットAlanis Morissetteの"Thank You"だった。(YouTubeにリンク)
Thank you India. Thank you terror. Thank you disillusionment..... Thank you thank you silence.