今日のAmazon2012/05/15 23:53

 午前の会話クラスで、学生たちが来週月曜日の金環食をどうするか、話し合っていた。
 おお、そうだ、わたしも準備しなくちゃ。
帰宅し晩ご飯を作り、Amazon検索をした。
「金環日食観測用メガネ」は在庫ありで、明日には配送される。ん、でもお急ぎ便には配送料がかかるんだっけ?プライム会員だった息子は引っ越してしまったし、今はどうなってる?
取りあえず、カートの中に入っていた本も一緒に注文することにした。
 “Blink“は翻訳『第1感「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』も出ている直感についての解説書で、少し前の全米ベストセラーだ。勝間さん翻訳による同じ著者の本もあり、ハウツーものかと敬遠していたが、YouTubeの"Faces Of America”で、Malcolm Gladwellに興味を持った。読んでみなければ、わからないよね。
はいクリック、今日のAmazon。

マティスの赤 2枚2012/05/13 22:28

 土曜日、国立新美術館へセザンヌ展とエルミタージュ展を見に行った。テレビ番組でも紹介された都心の美術展はもちろん混んでいたが、予想していたほどひどくはなく、好きな作品の前で少し立ち止まることもできた。展覧会友だちKさん、ありがとう。

 絵を見る楽しさはどこから来るのだろう、といつも思う。作品を前にすると、うん、これだ、という言葉では表現できない種類の確信が湧くのだ。不確かな事柄ばかりだから、確信そのものがうれしいのか...
 揺るぎなく、これだ、と思うマティスの赤2枚。The Red StudioはMOMAにある。
はるばるロシアからもう一枚のHarmony in Red赤い部屋がやって来て、今回初めて見ることができた。

 簡単な英語で書かれた子ども向けのマティス入門書は、10年ほど前に購入した。金魚鉢や開いた窓、ダンスとともに、2枚の赤が載っている。


本を買う2012/04/09 21:34

昨日と今日二日続けて、年の若い知り合いたちとのランチに出かけた。
30代の日本語教師たち、40代の子育て世代、いつも悩みは尽きないものだねえ。仲間の存在がありがたい。

帰りに、オアゾ丸善の松丸本舗をゆっくり歩いた。本が語りかけてくる。周りをぐるりと囲まれ、めまいがしそうだ。
(ご存じない方、松丸ぐるぐる歩いて下さい)

悩みを口にすることはほとんどない。ただ、友だちと他愛ない話をしたり、音楽を聞いたり映画を見たり、本を読んだりして、時間を過ごす。そのうちに問題のほうが立ち去ってくれることもあるし、ますます込み入ってしまうこともある。
でも、話すことで気持ちは軽くなり、音楽と映画は空気を動かし、読むことで鍛えられる。折り合いがつけやすくなる。

というわけで、本を買った。遠い国のロボットの話である。

写真家Carl Van Vechten2012/01/29 23:41

 ラングストン・ ヒューズ自伝を読んだのは、ずいぶん昔、二十歳の時だ。10何年か前「極私的」アメリカ文学ファイルに彼の名前を加える時 、ちょうどよい画像はないかとまだ情報量の少なかった当時のネット上を探し、写真を貼り付けた。
 それから何年か後、シアトルの本屋で同じ写真家による写真はがきを買った。ハーレム・ルネサンス時代の若いL.ヒューズだ。その後、ビリー・ホリディや若いカポーティの写真もこの写真家のものだと知った。

 今では、写真家カール・ヴァン・ヴェクテンがジョージア・オキーフやスティーグリッツとも親交があったこと、さらにはガートルード・スタインの遺稿管理者だったことも、wikiなどで瞬時に知ることができる。リンクを辿れば、この場にいながら、イェール大学やNY公立図書館他にある数多くの写真を閲覧できてしまう。
 その便利さに驚嘆しつつ、ヴェクテンが資料の一部でなく何か特別なことと感じられるのは、何年も気にかけていたからこそなのだとも思う。

 膨大な情報とリンクは、繋がり合い絡み合って巨大な雲のように漂っている。粒を拾い集めてそこに意味を見いだすのは、もちろん雲の下にいるわたしだ。

ふたつの"Ladder to the Moon"2011/11/19 01:15

 Georgia O'keeffe ジョージア・オキーフの"Ladder to the Moon"が気になり、検索した。絵は1958年に描かれ、現在はNYロングアイランドのFisher Landau Center for Artにあるらしい。
 やや緑がかったものを保存したが、実際の色味はどうなのだろう。ネット上には様々な青色の画像が置いてあった。


 と、偶然こんな絵本に出会った。
インドネシア人Maya Soetoro-Ngの初めての本だという。歴史教師だった彼女は、オバマ大統領の妹でもある。Amazonでの発売は来年1月の予定だ。予約をした。

もう一人の静かな2011/11/13 23:55

 今はもう子供ではなくなった子供たちに読み聞かせした本のうち、最も気に入っていた本の中の1冊が、ロバート・マックロスキーの『すばらしいとき』だ。
 福音館の絵本はわたなべしげおさんの訳もすてきで、本当に繰り返し繰り返し読んだものだ。コルデコット賞を受賞した原作"Time of Wonder"も、何年か前に手に入れた。
マックロスキーは、もちろん『サリーのこけももつみ』や『かもさんおとおり』でも有名だ。
 先月旅先で評伝を見つけたが、ハードカバーが重たいので、帰ってからAmazonに注文した。著者はマックロスキーの次女ジェーン、父親をボブと呼んでいたらしい。


 ボブは静かで恥ずかしがり屋だったと、ジェーンは回想している。ぶっきらぼうに話す人だったという。ホッパーと同じ東海岸の、もう少し北のメイン州をしばしば淡い水彩で描いた。
 ペノブスコット湾、いつか行ってみたいと思っている。

再び絵の話 謎のジヌー夫人2011/11/06 00:18

 METでゴッホのマダム・ジヌーを見た時、どこかで見た顔のような気がした。
今日になって思い出したが、何のことはない。4年前、フロリダで同席しているのだ。

MGinoux

 ジヌー夫人は、フランス南部のアルルにあったカフェの主人の奥さんだそうだ。同じ人物をゴーギャンも描いている。2枚の絵についての解説があった。

マダム・ジヌー人形が座っていたのは、キーウエストにある美術と歴史博物館 Key West Art and History Museum の正面玄関わきだ。
この博物館には、スペイン統治時代の歴史資料や、ヘミングウェイゆかりの品々などが収められていたと思う。
 キーウエストにはテネシー・ウィリアムズや詩人のロバート・フロストウォレス・スティーヴンスなども滞在した。そもそもヘミングウェイにUSA最南端の町への滞在を勧めたのは、パリで交遊を深めたドス・パソスだという。1920年代のことだ。

 というわけで、1888年のマダム・ジヌーがなぜ何のために、はるばる時空を超えて2007年、キーウエストのテラスで本を読んでいたのか 、全くの謎である。今のところ。