Y校 卒業式 ― 2010/03/03
亀の噴水前にある区民ホールで、2009年度の卒業式が行なわれた。こじんまりしたY校の、今年の卒業生は30人ほどだ。私が教えているクラスからは1人だけ、既にモンゴルの大学を卒業しているアリさんが専門学校へ進学することになり、みんなより早く卒業した。
おめでとう。
式を見ていた在校生リンセイさんが「先生、卒業式いいね。ちゃんと勉強する」と感想をぽつり。
つまり、卒業式に出席してみると、自分が何を目指して日本へ来たのか、最初の気持ちを思い出す、ということだろう。はい、がんばろうね。
アバター、私の疑問 ― 2010/03/09
昨日からアカデミー賞授賞式を、YouTubeで部分的に拾って見ている。スティーブ・マーチンとアレック・ボールドウィンの節度あるユーモアがいいですね。ゴールデン・グローブの下品な司会とは大違いだ。
アバターが監督賞と作品賞を逃したのは、映像の素晴しさに比べ、テーマが弱かったということだろう。
些細なことだが、冒頭部分で私が感じた疑問は次のようなものだった。
「主人公はどうしてあんな車椅子に乗ってるの?」
他の惑星へ行き、遺伝子操作による人造生命体アバターに乗り込んで先住民と共に過ごす、というような技術があれば、負傷した脊髄を治療することもできそうだし、22世紀には当然もっと進んだ車椅子があるはずだ。
最初の不自然な設定に引っかかり、何だかヘンテコな話だなあ、と思ってしまった。
この手の疑問はSF作品にままあり、2012では人類の運命を決める現代の箱舟がチェーン1本絡んだだけで出航できず、主人公が水に潜るというドタバタ(見せ場?)などがあって、全体を薄っぺらにしていた。
整合性は大切。スターウォーズやターミネーターにはこじつけ的展開は少なかったように思うのだが、ひいき目に見ているかしら。
明日は『インビクタス』を見てきます。
アバターが監督賞と作品賞を逃したのは、映像の素晴しさに比べ、テーマが弱かったということだろう。
些細なことだが、冒頭部分で私が感じた疑問は次のようなものだった。
「主人公はどうしてあんな車椅子に乗ってるの?」
他の惑星へ行き、遺伝子操作による人造生命体アバターに乗り込んで先住民と共に過ごす、というような技術があれば、負傷した脊髄を治療することもできそうだし、22世紀には当然もっと進んだ車椅子があるはずだ。
最初の不自然な設定に引っかかり、何だかヘンテコな話だなあ、と思ってしまった。
この手の疑問はSF作品にままあり、2012では人類の運命を決める現代の箱舟がチェーン1本絡んだだけで出航できず、主人公が水に潜るというドタバタ(見せ場?)などがあって、全体を薄っぺらにしていた。
整合性は大切。スターウォーズやターミネーターにはこじつけ的展開は少なかったように思うのだが、ひいき目に見ているかしら。
明日は『インビクタス』を見てきます。
西安・北京ツアー その1 ― 2010/03/20
HIS初夢プラン(=超格安)西安・北京ツアーに参加した。同行者は大学時代のサークル仲間Hさん、彼女とはグランド・キャニオンとアンコール・ワット&ハロン湾にも行っている。私たち、世界遺産巡りっぽくなってきたね、と言いながら、成田のカウンター前で手続きを待った。
HIS格安ツアーとはいかなるものか? 短い旅行期間に、できるだけ多くの要素を効率よく組み込み、ほどほどのホテルと食事で満足度を高め、次回の参加へと導く薄利多売方式パッケージ・ツアーである。
ちょっと偉そうな解説だな。それはそうです。その戦略にうまうまと乗せられた私は、上海、ソウルに続く3回目の参加なのであった。
ところで、その効率重視ツアーに、飛行機の遅延というトラブルが降りかかるとどうなるか。
成田で5時間待たされ、予定通り初日に西安に到着しなかった参加者30人は、北京空港で暖房の効かないバスに乗せられ、携帯で話し続ける運転手の意味不明な大声を聞きつつ、ミステリー・ツアーさながら1時間以上雪道を走って(ホテルの場所が分からなかったと後で聞いた)、航空会社が用意した薄暗いホテルで2時間の仮眠を取り、旅行2日目、朝食もないまま、よれよれと早朝便で西安へ向かうのであった。
西安・北京ツアー その2 ― 2010/03/22
初日フライトの遅延でどうなることかと危ぶまれたツアーだが、西安到着後は至って順調だった。名ガイド薛さんのおかげだろう。彼の日本語には頭の中で突っ込み入れてたけど(=職業病)
短縮された時間に、予定表にある全お約束スポットとツアー・ガイドの"タスク”ショッピング”、さらに足つぼマッサージを回った。
玄宗皇帝と楊貴妃の華清池→淡白な味の西安料理ランチ→圧倒的な兵馬俑坑→外から見ただけ秦の始皇帝陵→夕暮れは平山画伯の色だった大雁塔→名物餃子宴の夕食→ライトアップされた金色の鐘楼広場
西安・北京ツアー その3 ― 2010/03/22
5:00am早起きツアー、3日目午前に北京へ移動し、天安門広場から紫禁城(故宮博物院)を北へ歩いて、景山公園の山を登り、胡同で人力車体験をした。昼の山西料理、夜の宮廷料理、そしてタスク(強制)ショッピングもツアーに含まれている。すごいですね。
4日目は北京郊外観光だ。悪名高き西太后の頤和園を歩き、飲茶ランチをいただいた後、万里の長城へ向かった。
高い城壁が狼煙台をつないで、延々と8,000キロも続いている(そうだ)。日頃テニスで鍛えているHさんは急な坂を7つめの狼煙台まで登ったが、運動不足夜型人間は4つめで断念した。ひい。
西安・北京ツアー その4 ― 2010/03/22
自由時間のないパッケージ・ツアーだが、4日目の北京ダック夕食後、他の参加者がオプショナルの雑技を見に行く間、私たちは北京の中心部を散策することにした。
旅に出たら、街を歩かなくちゃ。人と話さなきゃ。
地下鉄に乗ると、「ぼくは普通の中国人と違う」オーラの小柄な男性が滑らかな英語で話しかけてきた。同じ駅で降りるらしい。王府井大街へ案内してくれた後、その金融ジャーナリストは大通り角の建物に関するいくつかの逸話を紹介し、颯爽と立ち去った。
王府井小吃街、あまりの面白さにけらけら笑いながら歩いた。
串刺しの小サソリは動いております。あ、この写真はタツノオトシゴか。
注文すると油で揚げてくれるらしい。何に効くの?
真っ黒な大サソリもありました。ヒトデってイガイカしないのかしら(クリックで拡大)
今回のツアーには、中高年ご夫婦数組のほか、娘と同年代の大学生グループが2組卒業旅行で参加しており、楽しく話しながら過ごすことができた。友人と私が大学のサークル仲間だと言うと(「みなさんの30年後ね」)、笑って「私たちもそうします」
西安・北京4泊5日ツアー報告は以上です。
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