トム・ソーヤーのフェンス(第14次遠征隊#3) ― 2015/10/02
正直に書こう。トム・ソーヤーとハックルベリイ・フィンは子供の頃に読んだきりだ。柴田元幸さんと村岡花子さん訳の新潮文庫をバッグに入れて持ち歩いていたが、旅行までに読めなかった。でも、まいいか。とびきり愉快な昔の印象はそのまま残っている。
3日目はドライブ・デイだ。セントルイスから170kmほど北上したミシシッピ川沿いの町ハンニバルに、マーク・トゥエインの少年時代の家と博物館がある。蒸気船の水先案内人だったサミュエル・クレメンズ時代からの展示物を通り抜けて、家の中に入った。どの部屋にも白いスーツ姿のトゥエインがいる。"Explore. Dream. Discover.” という名言を思い出す。外ではもちろん、フェンスにペンキを塗る写真を撮った。向かいにはベッキーの家、周辺にはハックの家や灯台、洞窟もあるが、全部を見る時間はない。数ブロック手前のビジター・センターには、ノーマン・ロックウェルの挿絵原画なども展示されていた。
予定ではこの日オザーク湖を経由して南へ380km走り、マンスフィールドにあるローラ・インガルス・ワイルダーの家ロッキーリッジ・ファームにも行くつもりだった。が、博物館を見るには閉館時間の少なくとも1時間前に到着しなければならない。宿泊先までさらに200km近く走ることを考え、「大草原の家」は諦めることにした。安直な二人組は代わりにアウトレットモールへ行き、午後7時過ぎ州境の町ジョプリンに着いた。
コメント
_ yummy ― 2015/10/02 20:09
アメリカは本当に見るべきものがたくさんあって、どこに行っても楽しいですね。そしてその資料となる本がたくさんあるのも楽しみを倍増させてくれます。海外で運転できるなんて羨ましい。私なんて近所ですらドキドキするのにw
_ dragonfly ― 2015/10/02 21:32
yummyちゃん、そうです。本で読んだものを旅先で見て、それが少しずつ繋がっていくのが楽しいんですよね。
運転は我ながら本当に下手。特にパーキングでは必ず曲がって止まり、同行者に笑われてます。左と右もしょっちゅう混乱するし。
運転は我ながら本当に下手。特にパーキングでは必ず曲がって止まり、同行者に笑われてます。左と右もしょっちゅう混乱するし。
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