このミス2014のキングがすごい2014/02/23

 図書館にリクエストして数ヶ月、週末にようやく『11/22/63』が回ってきた。ただいま下巻の半ばを過ぎ、結末への大きな流れに入り込もうというところ。スティーヴン・キングの見事な力技に、ぐいぐい組み伏せられていく。

 きのうまで知らなかったけど、この作品は「このミステリーがすごい2014 海外編」no.1 に選ばれているんですね。

 ストーリーもさることながら、背景に描かれる50-60年代のアメリカ文化がまた面白い。ダイナーのルートビアやシェイク、町や車やヒット曲、「ライ麦畑」、「二十日鼠と人間」、ルート66、アメリカン・ゴシック、メイン州のポール・バニヤン像とLLビーン、テキサス州の高校生活とバックトゥー・ザ・フューチャー的体育館でのダンスなど、細々した小道具の何と楽しいこと。
 と思いきや、オズワルドが出ると、話は雨雲がかかったような息苦しさに包まれる。この先どうなるのか。今夜また読み始めたら、きっと最終ページまで止まらないね。明日も仕事だけど、ま、いいか。

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