先輩のご本2012/08/05



 誠実で明晰で朗らか、読みながら「さすが〜とん先輩」と何度も呼びかけました。
どのページにも、周りの人々への愛情があふれています。
『船っこ流し』『モグという犬』、、各章をしみじみと読ませていただきました。
幼かった息子さんたちの会話の、楽しく何と可愛らしいこと。恩師のエピソードも、もちろんホットワインも素敵です。
 「よく教える」とん先輩は、学生たちの気持ちに沿う経験豊かな日本語教師であり、自然な配慮が温かい信頼関係を形作っているんですね。愉快な日本語劇や皆を巻き込むダンス、感服いたしました。

 実のところ、北村先生と同じ日本語学校で教えたのはほんの数ヶ月ほどで、それも週に1、2回すれ違っただけなのですが、知り合えたのを光栄に思う、そんなお人柄です。
 日本語関係の方々、また無関係な方々も、よろしかったらお読み下さいね。