先輩のご本2012/08/05



 誠実で明晰で朗らか、読みながら「さすが〜とん先輩」と何度も呼びかけました。
どのページにも、周りの人々への愛情があふれています。
『船っこ流し』『モグという犬』、、各章をしみじみと読ませていただきました。
幼かった息子さんたちの会話の、楽しく何と可愛らしいこと。恩師のエピソードも、もちろんホットワインも素敵です。
 「よく教える」とん先輩は、学生たちの気持ちに沿う経験豊かな日本語教師であり、自然な配慮が温かい信頼関係を形作っているんですね。愉快な日本語劇や皆を巻き込むダンス、感服いたしました。

 実のところ、北村先生と同じ日本語学校で教えたのはほんの数ヶ月ほどで、それも週に1、2回すれ違っただけなのですが、知り合えたのを光栄に思う、そんなお人柄です。
 日本語関係の方々、また無関係な方々も、よろしかったらお読み下さいね。

絵の本2冊2012/08/12

 朝日の日曜朝刊に富山房の翻訳版広告が出ており、原作を検索した。子ども向けの本だが、充実した内容のようだ。はい、注文しましょ。



 こちらは3ヶ月待ったのに、在庫切れで注文取り消しになってしまった。スタインのサロンにピカソ、マティス他が登場する。引き続き、ほしい物リストに入れておこう。
 ほるぷ出版の翻訳のほうを、これから図書館へ返却に行くところ。
暑いですねえ。夏の読書は少しゆっくり。


イーストウッド最新作に驚く、なぜなら2012/08/14

 今年のアメリカン・アイドル優勝者Phillip Phillips君の歌"Home"が、サウンド・トラックに使われているから。
応援した甲斐がありましたねえ。必ずやいいシンガーになるでしょう。


 数日前にトレーラーが公開された"Trouble With The Curve"は、クリント・イーストウッドの監督作ではなく(最後の?)主演作だという。娘を伴って旅をする老スカウトの話、といくつかのサイトに書かれていた。アメリカでは来月封切り。日本公開は未定のようだ。

灯台#3 野島崎2012/08/24


nojimazaki2012

 Y校は夏休み中だが、K校のクラスは続いており、この時期遠出は難しい。
予定のない一日、野島崎灯台へ行ってみた。自宅から2時間少々、程よい距離のドライブだ。

 春に出かけた2つの灯台も、確かほとんど同距離だったと思う。
高さは調べてみないとわからないが、展望台までの階段が犬吠埼は99段、三浦半島の観音崎が55段、そして野島崎は77段。この数に何か意味はある?
灯台から見下ろす夏の終わりの太平洋は、深い青だった。

 野島崎は房総半島の南に突き出た小さな岬で、灯台の下の遊歩道には最南端の石碑が立っている。この先にはさらに最南端のベンチがあり、岩をよじ登って座ってみた。ベンチの前に「絶景、朝日と夕陽の見える岬」という表示がある。
朝「日」と夕「陽」についてぼんやり考えながら、くっきりした水平線を眺めた。

 灯台シリーズ、この続きは江ノ島だろうか。福島県や静岡県は、思いつきで日帰りというわけにはいかなさそうだ。