時々Netflix2021/06/01

 見たいものがある時だけ、1ヶ月単位でネットフリックスを利用している。Amazonのマイアイテムに数十本入ったままだし、窓際に本も積み重なっているし、仕事はなくても忙しい。

 12月に「ザ・クラウン」シリーズ、「ヒルビリー・エレジー」など。
5月には「クイーンズ・ギャンビット」「シカゴ7」「ミッドナイト・スカイ」「時の面影」などを見た。
 「クイーンズ・ギャンビット」の話を知り合い(元将棋記者)に書いたところ、最近彼のチェス関連の著作が売れ出し、しばらくぶりに印税が送られてきた、と返信があった。H氏はその昔、日本のチェス・チャンピオンでいらしたのだ。すてき。ドラマシリーズがにわかにチェス人口を増やしたんですね。
 
 昨夜はデンゼル・ワシントンの「イコライザー」1&2(プライムでは1だけ無料)を見た。さすがの名優デンちゃん、目が離せません。派手な血みどろアクションものなのだが、几帳面なヒーローは読書家でもある。「老人と海」「見えない人間」「アメリカの息子」「失われた時を求めて」の表紙に胸が躍った。プルーストは読んだことがないけど。
「世界と僕のあいだに」は、BLM運動に深く関わる本として各紙に取り上げられた作品なんですね。読まなきゃ。

 6月はAmazonだけゆっくり。と、最近追加された映画をチェックしていたら、コルソン・ホワイトヘッドの「地下鉄道」がプライム・ビデオ化されていた。見なきゃ。

チェスの本が届いた!2021/06/04

 まあ、びっくり!
Hさんからチェスの本が送られてきました。

 ヒガシ・コウヘイのチェス入門 定跡編』 東公平著(第2期日本選手権者)

アメリカのコンピュータとチェスを2局打ち2勝したという新聞の切り抜き(年月不明)なども同封して下さった。
そしてアイスランド時代(晩年)のボビー・フィッシャーを描いた本は英語だけど、もう一冊は判読不能なドイツ語、、えーと、この人は誰?

chessbook

 Alexander Randolph アレックス・ランドルフ 今調べましたが、有名なボードゲーム・デザイナーで、将棋愛好者/有段者でもあったらしい。東先生はランドルフ氏と東京で会い、考案したゲームの相手をしたそうだ。wikiの文献には将棋関係へのリンクも載っている。

 初心者レベルの数独とオセロしかできないトンチンカンに、これらのご本は本当にもったいない。でもお気持ちに感謝して、お礼を書きましょ。
 東先生が「文通しませんか」とお手紙を下さったのは、確か10年ほど前だ。以来悪筆の便りを年に数回、ヨロヨロとしたためている。元々のご縁は、以前同じ街に住んでおり、資料整理などを少しお手伝いしたことだ。
 夭折された絵本作家の東君平さんは、東先生の弟さんにあたる。明るくナンセンスな「にゃんこちゃんえほん」が子供たちは大好きだった。

やる気出ない今年のベランダ菜園2021/06/17

 いつもなら今頃ミニトマトの苗が伸び始めているのに、なぜかやる気の出ない今年のベランダ菜園。時間があり過ぎるのだろう。読む、見る、うたた寝する。だらだら。買い物に行く、作る、洗う、片付ける。だらだら。LINEで子供たちとやり取りする、数独と漢字クロ、英語クロスワードをする、だらだら、だらだら。緊張感なし。

 今年度の日本語学校は学生数が少なく、Y校の場合非常勤講師は新クラス開講待ちになった。コロナ収束後にまた仕事をするだろうか。年齢を考えれば、おそらくこのまま引退という流れだろう。気楽な生活だが、NO TRIP, NO LIFE!!

 週末にバジルの種だけ(ばら)蒔いた。3日でかわいらしい芽が出た。
放っておいた冬の春菊に、毎朝黄色い花がいくつか咲く。お仏壇の花瓶に加えたり、小さいグラスに入れテーブルの中央に置いたりしている。
 バジルは間引けばしっかり成長して、また乾燥ハーブも作れるだろう。そろそろトマトも始めようか。

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初代シェイクスピア&カンパニーの絵本2021/06/27

 シェイクスピア&カンパニーの創始者、シルヴィア・ビーチを描いた絵本が出ていた。
Sylvia's Bookshop: The Story of Paris's Beloved Bookstore and Its Founder (As Told by the Bookstore Itself!)
4歳から8歳の子供向け、でもちゃんとジェイムズ・ジョイスやスタイン、ヘミングウェイ、マン・レイなどが登場するらしい。これを手元に置かないでどうする。
注文した。

sylvia'sbookshop


 シルヴィア自身が書いた『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』、それから作家たちとの交流が詳しく語られる『シルヴィア・ビーチと失われた世代---1920、30年代のパリ文学風景』はしばらく前に古書を入手した。わがまま大作家ジョイスがいつ終わるともなく『ユリシーズ』を書き続け、シルヴィアがせっせとお金を工面する様子が、実に困ったことなのに不思議と優雅でおかしい時代なのだ。

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