ヴァティカンのメダルと芥川龍之介短篇2014/01/07

 旅先で目にしたものが、思いがけない方向に繋がっているものだ。

 数少ない買い物のひとつが、ヴァティカン博物館のショップにあったセント・クリストファーのペンダント・トップだ。
24日、ギフトショップのガラス棚を覗き込んだ時、幾列も並んだメダルの横に解説リストがあるのに気づいた。それぞれの聖者が象徴する意味なのか、motherhood, pain of love, etc.守り癒してくれる事柄が書かれているようだ。
St.Christopherは“traveler”
迷わず、一番小さいものを買い求めた。

 お正月明け、そのセント・クリストファーについて調べてみると、wikiのクリストフォロス解説が見つかった。そしてその中に、芥川の『きりしとほろ上人伝』という作品名が記されている。短篇は青空文庫から簡単に入手できた。

 子どもを背負い川を渡る「きりしとほろ」(クリストフォロス)のメダルが、これからは旅の意味深いお守りになりそうだ。

 ついでに書くと、travel songは数年前からJames Taylor One Man Band"のMy Traveling Starに決めている。
never asking why, never knowing when, every now and then, there you go again inspiring美しい曲です。