北ミネソタの4日間①(第19次遠征隊#7)2023/06/21

 1970年の夏、わたしたちはここへやって来た。ミネソタ州北部のBWCA The Boundary Waters Canoe Area にあるYMCAのキャンプ・メノージャン CAMP MENOGYN だ。
そして背の高いほっそりした金髪の女の子と友だちになった。
正確に言えば、Lと仲良くなったのは友人Mだ。その後わたしが日本語教師としてミネソタ州に派遣されたこともあって、長い友だち関係が続くことになった。

 去年100周年を迎えたメノージャンに、この日、今年最初のキャンパーがやって来た。
湖の向こうに位置するキャンプ場には、ポンツーンボートで渡る。お願いして、14歳のキャンパーたちが乗り込むボートに同乗させてもらった。初夏らしいさわやかな天気だ。

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 記憶に残るダイニングルームは、今集会所に使われているらしい。
その前で、初日のオリエンテーションが開かれている。
それから多分カヌーの扱いについて説明があり、浅瀬でひっくり返る練習をするのだ。
 昭和半ば生まれのスポイルされた Japanese girl たちは
「こんなの無理、できない」
と駄々をこね、カヌートリップには行かなかったっけ。

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 森の中にキャビンがいくつも点在している。
湖沿いには昔と同じサウナ室があった。体が十分に熱くなったら走り出て、桟橋から水に飛び込むのだ。
 50年後の3人が、少し背中を丸め、変わることなく美しい湖を眺めている。

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