金曜のフレデリック・バック展2011/08/12

 東京都現代美術館のフレデリック・バック展に行った。 カーナビという強い味方がありながら、またも迷路にはまり込む一人ドライブである。3辺が一方通行の木場公園をぐるぐる2周して、ようやく駐車場入り口を見つけた。ふう、今日も暑いなあ。

 作品の数に圧倒される。若い時のデッサンから始まり、カナダや旅先でのスケッチ、イラスト、商業作品、挿絵、そしてアカデミー賞受賞作を含むたくさんの映像。ひとつひとつ見ていたら、ゆうに半日かかるだろう。残念だが急ぎ足で鑑賞し、気に入ったものの前で少し立ち止まることにした。

 カナダの絵が伸びやかだと思う。祖国フランスで大戦中を過ごした後、2年間文通をしたカナダ人女性と会うためはるばる船で海を渡り、初めて会った3日後に求婚したという。その幸福感とカナダの自然が、作品の色を明るくしている。フレデリック・バック公式ページには、作品の他に自伝や写真もあり、こちらも何時間も楽しめる。

 美術展に行くと、備忘の意味もあり、必ず2、3枚の絵はがきを購入することにしている。多才で多作な画家だから代表作「木を植えた男」をはじめ本当に様々な趣向の作品があったが、私の目を引くのは、やはり先住民族の文化のようだ。
FredericBack
Credit: Frederic Back 1950


コメント

_ dragonfly ― 2011/08/13 14:53

各国のraven伝説についての記載あり
北米先住民においては創造主としてのravenが語り伝えられた
http://en.wikipedia.org/wiki/Raven_in_mythology
http://ja.wikipedia.org/wiki/カラス

_ ちこ ― 2011/08/13 15:13

この展覧会行くつもりですが・・・暑くて・・・なかなか・・・
「木を植えた男」が大好きなので(^^)
神保町シアターでやってる映画は観に行きました♪
とても良かったです♪

_ dragonfly ― 2011/08/13 18:24

ちこちゃん、 確か10月初旬までなので、ゆっくり出かけてもよいかもしれません。
「木を植えた男」全部は見ていませんが、さやさやと風の流れるような映像が美しかったですね。

それにしても、逃げ場のない暑さ。頭の中まで解けそうだ。

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