フィッツジェラルドの生家(第8次遠征隊#2)2009/10/13

 ミシシッピ川をはさんで広がるツインシティは、時折「東部の西の端セント・ポール、西部の東の端ミネアポリス」と言われる。なるほどセントポールには、東部らしい歴史を感じさせる重厚な家々が立ち並んでいる。
 
 春にアラバマ州モントゴメリーでゼルダとスコットが住んだ家に立ち寄った時、秋には必ずこちらを訪ねようと決めていた。フィッツジェラルドの生家は、鉄道王ジェームス・J・ヒルの大邸宅や州知事邸が並ぶセントポールのお屋敷街サミット通りにある。

 ゴシック建築のrowhouse(縦割りマンション)、表には例によってnational historic landmarkのプレートが掲げられている。 スコット・フィッツジェラルドはこの家で1896年に生まれた。もちろん「ベンジャミン・バトン」のような老人としてではなく、普通の赤ん坊としてである。

 同じ並びの家が売りに出されていた。
3泊させていただいたP家に戻ると、スーザンが「あのユニットは67万9千ドルですって」と教えてくれた。