フィッツジェラルドの生家(第8次遠征隊#2)2009/10/13

 ミシシッピ川をはさんで広がるツインシティは、時折「東部の西の端セント・ポール、西部の東の端ミネアポリス」と言われる。なるほどセントポールには、東部らしい歴史を感じさせる重厚な家々が立ち並んでいる。
 
 春にアラバマ州モントゴメリーでゼルダとスコットが住んだ家に立ち寄った時、秋には必ずこちらを訪ねようと決めていた。フィッツジェラルドの生家は、鉄道王ジェームス・J・ヒルの大邸宅や州知事邸が並ぶセントポールのお屋敷街サミット通りにある。

 ゴシック建築のrowhouse(縦割りマンション)、表には例によってnational historic landmarkのプレートが掲げられている。 スコット・フィッツジェラルドはこの家で1896年に生まれた。もちろん「ベンジャミン・バトン」のような老人としてではなく、普通の赤ん坊としてである。

 同じ並びの家が売りに出されていた。
3泊させていただいたP家に戻ると、スーザンが「あのユニットは67万9千ドルですって」と教えてくれた。

コメント

_ parajanov ― 2009/10/14 18:35

ブログはやめてしまいましたが、一応この名前で。
たまたま村上春樹が訳したフィッツジェラルドの短編を読んだんです。
なるほど、写真で見ることでまた違った気持ちになりますね。今後の更新も楽しみにさせていただきます。

_ dragonfly ― 2009/10/15 00:43

parajanovさん、村上春樹はフィッツジェラルドを高く評価していますよね。いくつもの場所を訪ねて評伝も書いているし。
私はやっぱり『グレート・ギャッツビー』の完成度の高さが好きかなあ。

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