○○○式英語教室2007/09/02

 7月から週に一回、近くの集会所で開かれている英語教室に通っている。
NHK国際放送の記者が始めた○○○式の教材は、書き下ろしの時事英語だ。英語ニュースを聞き、その場で日本語に変換してゆく。
 これまで英語を英語のまま理解しようとしてきたから、方向はまるで逆だ。でも、年々錆びゆく頭に刺激を与えるにはいい方法だろう。
 英語に対応する日本語を、散らかった頭の引き出しの中から探し出す、、瞬時にというわけにはいかず、苦心して絞り出すことも多い。大変だけど、この作業がけっこう面白いので、しばらく続けてみようかと思っている。

 習う立場になって気づくこともある。例えば、
「先生は先生然とすべきである」
 学生は的確な説明を求めているし、先生に豊富な知識を期待するものだ。頼りない態度は禁物。専門外のことでも、ある程度の理解は必要だ。

 というわけで、今日も、ロシアの海洋資源保全、航空協定をめぐる事務レベル協議、軽水型原子炉、、、、本当は中身の全然分からない文を、せっせと日本語にしてみた。ハリウッド・ニュースならよく知っているんだけど。

5分経過2007/09/06

 ゴスペル・ブランチのチケットを買うため、今シカゴに電話をかけている。
この店は珍しく、オンラインではチケットが買えないのだ。例によってテープが流れ、何とかは何番を押しなさいと数回言われた後、ゴスペル聞かされつつ待たされている。
ヘーイ、国際電話なんですけど、まだですかー、って向うには分からないのね。

 そう言えば"Friends"で、何かの製品にクレームをつけようとしたフィービが一晩中「忍耐に感謝します。お客様のお電話はとても大切です。もうすぐオペレーターに替わります」と聞かされていたっけ。
無料通話だと思って朝まで頑張ったのに、実はニューヨークからユタ(多分)のカスタマーセンターへの長距離有料通話だった、というエピソード。

 私のほうは8分待たされた後、オペレーターが出てきた。
予約無事終了。
途中で「もっとゆっくり話してね。日本からです」と言ったので、
早口オペレータは最後に「アリガート」と挨拶してくれた。

G校 エアコン君2007/09/07

 
 台風の影響を受けてノロノロ運転の京葉線、いつもの倍の時間をかけて、授業開始時間ぎりぎりに教室に辿り着く。初級1の教室には10人の学生とエアコン君がきちんと座って待っていた。お待たせー。
 このエアコン君(正式名、冷風扇?)は冷房の効きにくい#105教室の必需品で、猛暑の間、暑さに弱いカナダ人マシューの真横に置いてあった。毎日そばにあるので、マシューは8月が終わる頃「だんだんクラスメートみたいになってきたなあ、こいつ」
ペアワークで人数が足りない時には
「せんせい、わたしはエアコンさんとよむ」
と言い出した。
短文にも登場した。
「エアコンさんは失恋したことがあります」(〜たことがある、の文型)

 今日は連体修飾。3、4人同時に書けるので、最近では言わなくてもみんな縦書きで板書してくれる。漢字もずいぶん書けるようになった。
その足元で、学生たちの板書をじっと見守るエアコン君である。ちょっとR2D2っぽい。

左利き2007/09/11

 左利きである。祖父、父、私、そして息子と代々続いているから遺伝するものなのだろうと勝手に考えているが、本当はどうか知らない。

 漢字クラスでその話になった。マシューのおじいさんとローラのお母さんは、右利きになるように矯正されたという。字を書く時には左手を使わないように、腕を縛られたりしたそうだ。へえ、厳しいね。カナダやアメリカでもそうだったんだ。「昔のことだからね」
はい、昔、私も矯正されました。
日本語教師にあるまじきひどい悪筆はそのせいだろう。
かろうじて鉛筆は右手だが、お箸、包丁、はさみ、針などは左しか使えない。
おまけに、今でも左右をしょっちゅう言い間違える。感覚がきちんと定着していないのだ。

 幸運な若い世代は、矯正されることなく利き手をそのまま使っている。マシューや私の息子、何人もの学生が、左手で器用に字を書く。自然が何よりってことでしょう。

子育て終了せず2007/09/22

 どうしてこんな時間に起きているのかと言うと、
銀行カードがブロックされ、クレジットカードも使えないと、わがまま娘がヨーロッパの某所から電話してきたからだ。
あのねーっ、

 どちらも出発前にきちんと説明したのだ。どうして自分の生年月日なんか入れるわけ?
 某銀行の24時間テレホンサービスに数回電話して、ブロックは解除してもらった。やれやれ。

 娘は10月からスペインの大学で勉強することになっている。出発の日、これで
子育ても終わったのねー、と感傷的になったけど、大丈夫。ぜーんぜん終わってません。

Picasso in Chicago (第5次遠征隊#1)2007/09/23

 
 9月のシカゴに到着した。デイリーセンター前でピカソの彫刻を見て、シカゴ川建築ツアー・クルーズに。日差しは強いが、暑い暑い日本から来るとひんやり感じる。マフラーを巻いているのは私たちだけだった。

 娘はあれから何も言ってこないから、きっと無事に旅行を続けているのだろう。

 さ、こちらも楽しみましょ。

ここからルート66(第5次遠征隊#2)2007/09/24

 
 今回のタスクのひとつがこれです。シカゴ美術館のすぐ近くにあります。