Mの思い出2007/02/08

 テキサス州生まれのMは、子供の頃アメリカ中の色々な場所に家族と車で行ったはずだが、なぜかあまり覚えていない。唯一記憶に残っているのは雨のラシュモア山で、4人の大統領の顔が雨に打たれ、鼻の下が濡れて、まるで鼻水みたいだ、と思ったことを今でも鮮明に思い出す。

 と話したら、お母さんが怪訝そうに
「ラシュモア山には行ってない」
と言う。すると奥さんのJが
「M、それは私の思い出でしょ」

 話上手なJから聞いた情景を何度も思い浮かべているうちに、Mはそれを自分の思い出だと思い込んでしまったらしい。かわいいですね。

 クラスレッスン後はちょっとつらいのだが、不思議な縁があり、月に1、2回、不定期にMのオフィスに伺っている。今日の話題を簡潔に書いてみたが、実はMが話をまとめるには数分以上かかっている。日本語で説明するのは、まだまだ大変だ。
 そうそう、ラシュモア山、私は行ったことがあります(太字リンク)。

ワン・インディアン2007/02/08

 
 朝、受付の前をさっそうと通るモヒカン刈り、、、あれはもしや私のクラスの学生では?
 ジョージ君は昨日千円床屋へ行き、身振り手振りで説明して、希望通りこの髪型になったそうだ。日本語、まだ4週目ですからね。
 日本ではモヒカンと呼ぶこの髪型を、アメリカでは普通「モホーク」と言う。どちらもネイティヴ・アメリカンの部族名だ。(本人の了承を得て、携帯写真を載せます。)

 あります/います文型に四苦八苦の会話1クラス。助数詞を紹介したら、うへー、という空気が流れた。人の数え方、ひとり、ふたり、さんにん、、
「教室にインディアンが一人います」