見たい映画2本2017/09/03

 原画をのべ何百人ものアーティストが描いた"Loving Vincent"が、『ゴッホ~最期の手紙~』として公開されるらしい。制作過程をfacebookで見て、いつ完成するのか気になっていた。東京都美術館の「ボストン美術館の至宝展」案内に一部使われていたが、これが予告編のようだ。10月から六本木TOHOシネマズで公開、ちょっと遠いんですけど。


 behind the scenesはここ

 J.D.サリンジャーの"The Catcher In the Rye"執筆時期を描いた"Rebel In the Rye"、もちろんユージン・オニール(当時既にノーベル賞を受賞していた劇作家)の娘ウーナが出てくる。コロンビア大学の恩師役にケヴィン・スペイシー。カポーティも少しばかり登場するらしい。公開時期未定、早くしてくださ〜い。どんな邦題になるのか。


全く進歩しない英語2017/09/17

 去年の11月「世間が面白くない時は勉強」と決意したわりには緊張感なく、時々こんなテキストを引っ張り出していた。
 日本語指導レベルで考えると、ミネソタの大人向けESLクラス(移民のための夜間コース)でテキストとして指定された最初の一冊がN2レベルだろうか。つまり英検2級程度。このシリーズが気に入り、続編を使ってその後も気が向く度に(数ヶ月にほんの何日か)自習していた。そんなダラダラ学習だけど、長く続けているのだから多少は進歩しているかと思いきや、、N1レベル "Advanced Word Power" に至っては180ページ中意味のわかる単語など数えるほどしかないのだ。すっかり老人力がついてしまった。



 考えてみれば、日本語でさえ固有名詞はじめ幾多の言葉がじわじわ失われつつあるのだ。使わない英単語が脳細胞にしがみついていられるわけがない。
 であっても、英語勉強はなお楽しい。体のストレッチ同様、いつもと違う頭の部分を使う気持ちよさがある。課末の読解問題で時々取り上げられる人物エピソード、りんごの種を蒔いたジョニー・アップルシード、怪僧ラスプーチン、アンダーグラウンド鉄道のH.タブマンなども興味深かった。

 というわけで、進歩はしなくても細々とずっと続けるだろう。30歳の頃参加した渋谷BEの英会話サークルが思い浮かぶ。年代様々なメンバーの中に、現在のわたしよりもう少し年上の方々がいらした。確か大学の先生と銀行役員の奥様だった。みな仲良くなってランチをご一緒したりお宅に伺ったりした。60代のお二人が時折「全然覚えられないけど楽しいの」とおっしゃっていたっけ。
はい、お気持ちが今本当によくわかります。