昼の月なんだね(第11次遠征隊#9) ― 2013/01/13
アズテクからアルバカーキへひた走る。翌朝6:00amの便でサンフランシスコへ飛び帰国するので、レンタカーにガソリンを入れてその日のうちに返却しなければならない。
ニューメキシコの乾いた大地に、US550Sがまっすぐ伸びている。Mの運転はびゅんびゅん、快調だ。遠くに浸食された岩山があり、青い空高く月が出ている。
そうか、昼の月だったんだね。
もう何年も彼の写真が好きで、パソコンやiPhoneの画面に貼り付けていた。dogwoodの花はアップダイクのエッセイを思い出させるし、ネヴァダ砂漠の一本道は迷いを振り払ってくれる。
旅行に出て、初めて気づくことがある。
アンセル・アダムスにはジョージア・オキーフを撮ったものもあり、美術館で質問すると「オキーフが笑っている写真はあの1枚だけだから、二人はとても親しい友人だったわけです」と説明してくれた。
実物は見ていないオキーフのLadder to the Moonも、今ではもちろんニューメキシコの昼の月だったことがわかる。
第11次遠征隊、無事終了。次はヨセミテか?
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