キャロル・キング・コンサート2007/11/13


 他に二人の(共通点のない)女性ソロシンガーも一緒というコンセプトの見えないコンサートだが、とにもかくにもキャロル・キングだ。高校時代の男友達と誘い合って、70年代を聴きに行った。
 名盤"Tapestry"のBeautifulから始まって、I Feel the Earth Move, So Far Away, Where You Lead, Will You Love Me Tomorrow?, Smackwater Jack, そしてYou've Got a Friend、新曲はWelcome to My Living Roomなど。高音は伸びないし、じょわじょわ髪は白くなっているものの、声とピアノと雰囲気はかつてのままだ。曲に浸った。

 その後のファーギーとメアリ・J.ブライジも、それぞれ小一時間歌ってくれたことを喜ぶべきだろうか。いいえ、二人のキンキン声と耳をつんざくばかりの機械音はキャロル・キングの余韻を消してしまい、とても残念だった。メアリ・J.ブライジはシャウトせずに、もっと落ち着いたR&B曲を歌えばよかったのに。
 でも我慢した甲斐あって、"3 Great American Voices"という題目通り(と言うか、つじつま合わせっぽい)、最後には三人揃ってNatural Womanを熱唱してくれた。まあ、いいとしよう、久しぶりの武道館。