コロンビア大学英語講座2006/08/29

 NHK教育テレビのこの番組はとても参考になる。メアリ・コロナ先生の話の進め方、立ち位置、板書の仕方を見て、コミュニカティヴな直接法とは多分にこういうものなのだろうと思った。

 簡単な場面を設定した導入後、文法の基本について説明し、簡単な変形練習から代入練習、Q&Aへと進み、コミュニケーション・ギャップのあるペアワークやタスクなどでまとめるのが日本語学校の標準的教え方だ。

 メアリ先生は自然なエピソードで導入し、まず何か言わせてみる。会話をつなぎながら、文法項目を拾い上げる。その規則性に気づかせる。そして自分の生活に即した短文作り、グループワークで仕上げだ。

 えてして教科書に頼りがちな日本語教師=私、単純なパターン練習でなく、もっと自然な会話を通して文法を定着できればと思う。