サリンジャーからヘミングウェイへの手紙 ― 2014/09/13
J.D.サリンジャーの評伝は読むのにやたらと時間がかかり、図書館から催促を受けて先週ようやく返却した。読んでいるうちに、調べたくなることが数多く出てきたためだろう。
・1940年代初めに、後にチャップリンの妻になったウーナ・オニールとの恋
ウーナはノーベル賞作家ユージン・オニールの娘で、評伝ではふわふわしたお嬢さんのように描かれているが、8人の子どもを育て、賢夫人としてチャップリンの死まで34年間連れ添った。幸せな Chaplin Family動画
・第二次世界大戦時、兵士としてノルマンジー上陸作戦などの過酷な戦いを経験

・コリアーズ誌 Collier’s に短篇を掲載
ロバート・キャパやヘミングウェイとマーサ・ゲルホーンも、このニュース週刊誌の特派員だった。1888創刊、1957年まで。2012年に経済誌のような内容で復刊されたようだ。
・ニューヨーカー誌
名編集者E.B.ホワイト夫妻とはそりが合わなかったらしい。J.サーバーと他の編集者との殴り合いのけんかなども書かれていた。わたしの印象とは異なる逸話。
・アップダイクの好意的な論評
・1962年春 ケネディ大統領からの晩餐会招待を辞退
飛行機事故で亡くなったJFKジュニアとサリンジャーの息子マシューは、同じ名門私立校で勉強した。
・1965年以降に書いた短編は、おそらく15作ほど?
これは昨年発見され、出版が待たれている。ネット上に3作流出したというニュースも流れた。えっ、どこ?と探しても見つからなかったけど。
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_ Tombow Notes - 2014/12/16 23:50
パリのShakespeare and Company書店で気になるイベントがあり(FB情報)、調べてみると、それはFrédéric Beigbederという作家が今年の8月に出版した'Oona & Salinger'の朗読会なのだった。 フレ
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