子供の時も、子供が子供の時にも、読まなかった本2014/07/23

 子供の時にはバーネットやオルコットやモンゴメリを読んだ。それから標準的に、漱石芥川太宰三島安岡大江安部開高吉行野坂狐狸庵マンボウ筒井氏(文豪の皆様まとめてしまって申し訳ありません)他翻訳ものもあれこれ読んで母親になり、子供たちにはらぺこあおむしぐりとぐらピッキーとポッキーいたずらきかんしゃもりのなかことばあそびうたその他を読み聞かせした。

 今年の春先、ふと図書館の子供コーナーに足を踏み入れて驚いた。知らない本がたくさん並んでいる!!
子供が子供でなくなってから、絵本や児童書を手に取ることがなかったというわけだ。エルマーとりゅうはてしない物語ハリーポッター1巻目あたり以降のことは、知らずに過ぎてしまった。

 また何か読もうと思った時、コールデコット賞とニューベリー賞のリストが参考になった。美しい色彩のデイヴィッド・ウィズナーと日系のアレン・セイに続いて、昨日ルイス・サッカーの『穴』を読んだ。図書館にはリクエストしておいたロイス・ローリーの『ザ・ギバー記憶を伝える者』が届いている。これは映画化され、そろそろアメリカで公開されるらしい。
 子供の本には、子供がいてもいなくても、読むに値する面白さがあるんですね。この再発見は意味深い。

コメント

_ とんでれら ― 2014/07/24 00:42

「100万回生きた猫」って絵本、読みましたか?
子どもたちが小さいころ読み聞かせた本でユーモラスな絵が好きでした。
孫ができて、あらためて「お父さんも読んだ本だよ」と出してやった中に
この本があって、おととい「読んで」と持ってきたので、どれどれと読んでやったのですが、昔は気づかなかったけど、これは大人の童話だなぁとちょっと泣きそうになりました。三歳の孫はとみると、神妙な顔で彼なりに「猫も泣くのかぁ」って風な様子で素直に聞いていました。

_ T.Fujimoto ― 2014/07/26 00:11

まずタイトルがおもしろいです(笑)
子供でなくなっても、子供が子供でなくなっても、読んで損がない児童書って、あるのですよね。

_ dragonfly ― 2014/07/26 23:49

とん先輩、うちの定番にはならなかったんですが、「100万回生きた猫」は色んな読み方ができる本ですよね。3歳の気持ちにも入り込むし、大人は意味を考えたくなる。ホントどんな意味?と佐野さんの『役に立たない日々』も引っ張り出しちゃった。いい人でしたねえ。

_ dragonfly ― 2014/07/26 23:54

Fujimotoさん、助詞がちょっと変かもしれないけど、おもしろがってくれてありがとう。子供の本の楽しさを忘れてしまったら、もったいないですよね。これから時々、絵本や児童書の棚を見て回ることにしました。

_ yummy ― 2014/08/02 22:50

なんと本を読んでもらった記憶がないです。子供に、いや娘には無関心の両親でしたので(;´・ω・) 小学生の時に読んだ「カポンをはいたけんじ」衝撃的な内容で、大人になっても何度も思い出すのですがネットで調べれも全くヒットしませんのだ。あれは夢だったのか幻か?死ぬまでにもう一度読みたい本なんですけどね~

_ dragonfly ― 2014/08/06 00:28

思い出せば、自分が好きで読んでいたんだよね。yummyちゃんのおうちも、何か好きなことをしてくれてたんでしょう。犬も猫も飼ってくれたり?

その不思議なタイトルのご本は、講談社青い鳥文庫にあるみたい。でも絶版なのかな。どこかに登録しておくと、きっと手に入ります。楽しみだね。

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