子豚の開き(スペイン旅行記#3)2008/01/12

 23日夜たくさんの人でにぎわうマヨール広場を通り抜け、南西の端にある階段を下りてBotinに行った。午後8時、店の前では30人ほどの人たちがざわざわと開店時間を待っている。予約しておいてよかった。2階のよい席に案内された。

botin1 botin2


 サラダとサングリア、そして子豚の丸焼き(コチニーリョ・ アサード)を注文した。これは店先に置いてあった絵はがきの絵だが、この名物料理は南の島と違ってこんなふうに子豚が開いてある。

botin3


 子豚の開きは、この翌日のセバーダ市場やバルセロナのボケリア市場でたくさん見かけた。サングラスをかけたのもいた。丸焼きにするのは生後2週間以内のものらしい。
 注文すると、もちろん1人分を切り分けて持ってくる。私たちは2人でシェアしたけれど、それでもかなり量があった。コースについてくるニンニクのスープ(ソパ・デ・アホ)もおいしかった。
 あー、ついに来ちゃった。ヘミングウェイもドス・パソスも食事をしたBotinである。世界最古のレストラン、すばらしい。
 と感慨に浸ろうとしたけれど、お酒に弱い母と娘は半分のサングリアでふわふわ酔ったみたい。楽しい気分になってあれこれ話し、ヘミングウェイはどこに座ったのか尋ねるのも、近くの「ヘミングウェイが食べなかった」レストランを探すのも忘れ、ホテルへ戻ってしまった。

コメント

_ Beach ― 2008/01/12 08:34

素敵です!以前このレストランの予約のお話をされたときにウェブサイトをチェックして興味をそそられました。お料理も美味しそうですね。子豚の開きは柔らかくて美味しそう!

ヘミング・ウェイやドス・パソスが通ったレストラン。dragonflyさんらしいですね。私がプレスリーの通ったレストランに行った・・・こちらはこちらで私らしいかしら??(笑)

_ dragonfly ― 2008/01/12 22:02

あー、私もプレスリーのレストランに行きたい!
大晦日にバルセロナで、プリシラのLarry King Liveを見ました。
行きたい所が多くて、お互いに困ってしまいますよね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://dragonfly.asablo.jp/blog/2008/01/12/2556523/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。