フェリー(第6次遠征隊#1)2008/10/03

 今回の旅も今日が最終日。午前9時半過ぎ、フィラデルフィアを巡回するシャトルバスの時間を待っている。

9/26-30  ニューヨーク4泊、
9/30-    ニュージャージー州の海岸をドライブし、
      南端のケープ・メイに1泊
10/01-04 フェリーでデラウェア州に渡り、メリーランド州を少しドライブして
      フィラデルフィア3泊

 写真はCape May-Lewers Ferry(クリックで拡大)。フェリーは初めてで、日本でも乗ったことがないしどうなることやらと思っていたが、とても簡単。ディズニーランドの駐車場のようなブースを通り、指示に従ってしばらく待てば、まごつくこともなく乗船できる。悲観的な天気予報に反して、快晴の1時間だった。B&Bで一緒になった数組のカップルが教えてくれたイルカは、全然見えなかったけど。

 帰国したら、遠征隊記録を少し書くつもりです。

Strand古書店で買った本(第6次遠征隊#2)2008/10/09

 9/26(金)午後、JFK空港からエアトレインと地下鉄を乗り継いで、ユニオン・スクエア近くのホテルに着いた。チェックインは3時からだが、荷物を預かってくれると言う。
 数ブロック先のストランド古書店へ歩く。ゆっくり回って、この本とジョン・レノンの本を購入した。レノンのほうは、幼なじみへのお土産だ。亡くなった後大量に売りに出された植草蔵書の洋書を、2冊プレゼントしてくれたのは彼女だ。レノンが好きだった友人に、植草さんが好んだ書店で買った本を贈る。いいですね、と勝手につじつま合わせをして、ホテルに戻った。

 ニューヨーカーの編集者E.B.Whiteは、以前もどこかに書いた気がするが、「シャーロットのおくりもの」の作家だ。この本では、簡潔な美しい文章で20世紀のニューヨークらしさが語られている。

元祖テディベア(第6次遠征隊#3)2008/10/12

 ユニオン・スクエアから北に数ブロック、途中には魅力的な店がたくさんあるが、次なる目的地は第26代大統領セオドア・ルーズベルト(1858ー1919)の生家だ。ショッピングの誘惑を振り切り、せっせと歩いた。

 テディ・ルーズベルトに興味を持ったきっかけは、数年前のノースダコタ州メドラだ。ベン・スティラーの映画 Night at the Museumでロビン・ウイリアムスが演じたように、人気のある大統領の一人なのだろう。
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 金曜午後4時過ぎの観光客は私一人、早く帰りたい係員はあっさり説明すると、窓を閉めはじめた。
 資料館には、テディベアが有名な逸話と共に展示されている。
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議会図書館のサイトやwikipediaなどに説明あり)

金曜午後のMoMA(第6次遠征隊#4)2008/10/12

 金曜午後のニューヨーク近代美術館は、Targetの厚意により無料。ということは、東京の美術館並みに混んでいる、ということか。入場を待つ人の列は53丁目から6番街を回り54丁目まで続いていたが、30分ほどで入ることができた。

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 ゴッホ、シャガール、マチス、ピカソ、ダリ、ウォーホル、、成田を出てから何時間なのか、長い1日。とは言いながら、うれしくてまだまだ歩けそうだ。面倒くさがりの私はいずこ? これを「旅行人格」と呼ぶことにしようか。
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10年ぶりのMETとグッゲンハイム(第6次遠征隊#5)2008/10/12

 この前メトロポリタン美術館に来た時は、高校生の息子と小学生の娘が一緒だった。春休み直前に学校を少し休ませ、3人で2週間の旅行をしたのだ。この旅行の出発前に「覚えてる?」と聞いてみたら、ゴッホとスーラが記憶にあるそうだ。

 というわけで2日目午前、少し寂しい一人のMETだが、ジョージ(ワシントン)やエル・グレコを探しているうちに楽しくなってきた。ピカソのスタイン像、静かなE.ホッパー。オキーフやホックニーもすばらしい。
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 この後、98年には見られなかった6ブロック北のグッゲンハイム美術館へ行ったものの、こちらは拍子抜けだった。カンデンスキーの収集で有名なはずなのに、F.L.ライトの建物をぐるぐる歩いて見たのは2枚だけ。
 インフォメーションで質問すると「現在は小さいものしかありません」 貸し出しているんでしょうか。

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グリニッジ・ヴィレッジ文学散歩(第6次遠征隊#6)2008/10/13

 旅行人格2日目午後、SOHOは既にショッピング街であることを発見し(おまけにPottery Barnが消えていた!)、グリニッジ・ヴィレッジへ移動した。初日から小雨が続いている。雨のマグドゥガル通り、文化人ゆかりのミネッタ・タバーンと、ボブ・ディラン伝説のカフェ・ワはすっかりさびれている。サン・レモはもうない(みたい)。

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 トマス・ウルフ、ギンズバーグやケロアックがこの道を歩いたのだ。さかのぼれば、H.ジェイムスやE.A.ポー、E.ウォートン, T.ドライサー、数えきれない何十人もの作家たちも。
 カフェ・レジオでオリジナル・カプチーノを飲む。

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 ワシントン・スクエアを横切って、結婚写真撮影中のワシントン・ミューズを抜け、ジミヘンのスタジオ前を通って、西10丁目へ行った。この辺にM.トェインが住んでいたはず、、。キョロキョロしていると、同じように何かを探している婦人がいる。聞いてみた。
「すみません。マーク・トェインが住んでいた所を知っていますか」
「へえ、トェイン住んでたの。知らなかった。ニューヨーク生まれのニューヨーク育ちなんだけど、、。私は知り合いの家を探しているの」
そうかじゃあねと手を振って100mほど歩き、車を洗っている男の人に尋ねると、
「隣だよ」
どうってことのない古アパートの壁に、プレートがはめ込まれている。

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 再び通りかかったニューヨーク生まれのアリス(別れ際に名前を聞いた)が
「あなた見つかったの。よかったわね」
と、そのプレートと私の写真(ブレまくり)を撮ってくれた。

時間が足りないNY(第6次遠征隊#7)2008/10/13

 2日目の夜、今回の旅の仲間、夫がやってきた。
その後、ニューヨークでしたこと。

  1. ハーレムでゴスペルを聴く Memorial Baptist Church
  2. セントラルパークを歩く
  3. ブロードウェイで The Lion King を見て泣く
  4. ウォール街、フェデラル・ホールに行く
  5. アメリカ・インディアン博物館へ行く
  6. サークルラインに乗る
  7. 中華街で飲茶
  8. オイスター・バーで生クラムを食べる


 したいことはまだまだあったのに、時間が足りないニューヨーク。
次に行くのはいつ? また10年後では遅過ぎる、、。