春のポルトガル旅行#32015/04/11

 5泊目のリスボンまでに行った場所を、備忘のためざっと書いておこう。
ナザレの海岸沿いには店が立ち並びにぎやかだが、季節のせいか砂浜にいる人はほんのわずかだ。わたしは一人で波打ち際まで歩き、小石と貝を拾った。

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 ペドロとイネスの悲恋で有名(らしい)アルコバサの修道院(世界遺産)の前で、蚤の市が開かれていた。美しいファルセットのアヴェマリアを聞き、古い蹄鉄をひとつ買った。確か幸運のお守りだよね。

 ファティマのバシリカは、聖母出現の奇跡で知られているという。イースター直前の週末、大勢の信者がお祈りに訪れていた。
 それからバターリャの勝利の修道院(世界遺産)、未完の礼拝堂は500年以上屋根がない。王の回廊を通って衛兵の交代が行われていた。
 城壁に囲まれたオビドスの村は、散策が楽しかった。古城ホテルのポサーダでランチを取り外に出ると、青空が広がっていた。
 シントラ(世界遺産)を経由し、さあいよいよロカ岬だ。
強い風に吹かれて、遥か遠くまで広がる大西洋を見晴らす。灯台も美しい。北緯38度47分、西経9度30分、ユーラシア大陸最西端到達証明書をいただいた。

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CabodaRoca

春のポルトガル旅行#42015/04/11

 最終目的地リスボン、夕方着いて2泊、ということは正味1日の短い滞在だ。ホテル到着後、調べておいた庶民的なレストランで居心地よく夕食を取った。
翌日の午前中、市内の主要スポットをバスで回った。ベレンの塔、発見のモニュメントジェロニモス修道院(世界遺産)、それからテージョ川の4月25日橋を渡ってクリスト・レイ。発見のモニュメントは、先頭にいるエンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられたという。バスコ・ダ・ガマやマゼランたちが後ろに続いている。大航海時代の先駆者たち、凛々しいですね。
 観光中にガイドさんの解説してくれたポルトガル現代史がよかった。サラザール政権からカーネーション革命、EU加盟、、ポルトガルの穏やかな発展は国民気質によるところも大きいのだろう。
とは言え、さすがに首都は人が多い。ここまでののんびりした気分が一変した。通りも店も活気があり楽しいが、同時に気が抜けない。
 
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 午後から半日のフリータイム。和服姿の友人M(去年の13次遠征隊から同行、毎回着物を着ることがテーマ)とおじさん化した(M曰く)わたしは28番の路面電車に乗って街を巡り、旧市街を歩き、サンタ・ジェスタ・エレベーターの長い列を見ながら(登るのは断念)ピザを食べ、古いアズレージョの店へ行き、ファドのコンサートを聴き、小皿料理とワインを楽しみ、地下鉄に乗って駅から数回道を尋ねながらホテルに戻った。
 旅行後、3年前にやはりツアーでポルトガルを旅行をしたアメリカ人の友人からメッセージが来た。"Don't you just love Portugal?"
うん、ポルトガルはいいよね。Obrigada!!