スミソニアンのほんの一部(第12次遠征隊#8)2013/07/21

 スミソニアン博物館のサイトに書かれている"seriously amazing"は、全く誇張でなく呆れるくらい本当だ。一番長く時間をかけたナショナル・ギャラリーでさえ納得いくまで見たとは言えず、館内ですれ違った友人と、あれもこれもで「頭が変になりそう」と言い合い、それぞれ別方向へ走り去った。
D.C.エリアには18の博物館がある。

 今回は国立ホロコースト記念博物館も訪ね、息をのんだ。河原理子著「フランクル『夜と霧』への旅」が、今週図書館から回って来ている。重い読書だが、いいタイミングだろう。

 写真をいくつか。自然史博物館は、夏休みの親子連れでいっぱいだ。もちろん旅行前に「ナイトミュージアム2」を見直しましたとも。
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 前回(2007年)は改築工事中だったアメリカ歴史博物館で、料理家ジュリア・チャイルドのキッチンを見た。

 その他、ルイス&クラークのコンパス、エジソンの電球、モハメド・アリのグラブ、、、いかにもpop (大衆的)なアメリカ文化だ。

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 「ケープコッドの夕暮れ」静かなホッパーが好き。
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 今回の記念にこれも置いておこう、「ポカホーンタァス」の肖像画。
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キング牧師夫人の本2013/07/29

 本を数冊Amazon.comで注文し、送り先にさせてもらったミネソタの友人宅から持ち帰った。マーティン・ルーサー・キング牧師夫人コレッタ・スコット・キングが書いたこの本は、ずいぶん前に出版されたせいか、日本ではペーパーバックでも妙に高いものになっている。が、わたしのは古本、送料込みで数ドルだった。

 "I have a dream."のワシントン大行進から今年でちょうど50年だ。ワシントンD.C.の記念像を見上げると、じんわり胸が熱くなった。アラバマ州モントゴメリーの教会と、数ブロック北にある夫妻の家を訪ねたこともある。本はPuffin版のやさしい英語で書かれているし、夏のゴロゴロ読書によさそうだ。
 公民権運動はアメリカ社会の重要な一面であり、最近起きたフロリダ州での「正当防衛」事件など不平等はまだ続いているのだろう。スミソニアン博物館群の中に2015年、National Museum of African American History and Cultureが加わることになっている。今回、関連の展示物を歴史博物館で見ることができた。

 ところで、本の表紙画像を探していたら、Internet ArchiveにeBookが置いてあった。そうか、out of printの本はこういうサイトで入手可能なんですね。デジタルのテキストは合法のようだ。これから利用しなくては。

My life with Martin Luther King, Jr. (1969)
mylifewithMLKing