暑過ぎるからJack Johnson2014/08/02

暑中お見舞い申し上げます。
じりじりと暑い日が続いていますね。皆さま、ご自愛下さいませ。

Y校は夏休みに入った。K校のほうは休みなし。
夏草匂う公園を、気合い入らず駅までだらだら歩く。20代前半の(遠い)夏の日、関西のある町で国道沿いに、アルバイト先の塾へスニーカーのかかとを踏んで歩いていたら、「もっとしゃんと歩かんかい」。横を通る車の中から、知らないおじさんにいきなり大声で注意されたことを思い出した。昔も今も夏はだ〜らだら。成長しなかったなあ。もうおばさん後半なのに。

週末、ジャック・ジョンソンの"The Best of Kokua Festival"を聴く。オアフ島ライブの風に吹かれている気分で。
このCDには、ジャクソン・ブラウンと一緒の'Take It Easy'も入っている。イーグルス、あの頃も聴いていたよね。Winslow, Arizonaには、'Standin' on the Corner Park'があるらしい。

付記:よく聴いてみると、Take It Easyの歌詞はハワイアン・ヴァージョンになっていた。Haleiwaとかカヌーとか歌ってます。

荒野のサリンジャー2014/08/11

 ちょっとかっこいいタイトルになった、ような気がするが、それほど深い意味はなく、日経新聞のコラムに井上荒野さんがサリンジャーのことを書いていた日曜日、たまたま森岡督行さんの『荒野の古本屋』を読んでおり、ちょうど図書館からケネス・スラウェンスキー著サリンジャー 生涯91年の真実』が回ってきた、というだけのことである。なあんだ、いい加減なやつ。

 荒野さんの「輝かしき20代 バイブルのようなサリンジャー 」には大いに共感した。
--- 遊んでばかりいた大学生の頃、それでも「もっと本を読まなくちゃいけない」という焦りはあった。当時(80年代のはじめ)は、今よりもずっと「本を読まない人間は恥ずかしい」という空気があった。---

 荒野さんは、バイブルのように繰り返し読んだ『ナイン・ストーリーズ』の中で「コネチカットのひょこひょこおじさん」が一番好きだった、と続けている。
その短篇は、わたしが初めて読んだ鈴木武樹先生訳の角川文庫九つの物語では、「コネチカットのグラグラカカ父さん」というヘンテコリンな題だった。
 沼沢洽治さんの「バナナ魚日和」から柴田元幸さんのモンキービジネス版まで、これまで多分4つのナイン・ストーリーズ』が出ている。
そして読み返すたび、これが一番と思う短篇は違っている。それぞれの物語から、その時どきの意味を見い出すのだろうか。半年前は「笑い男」の映像のような描写に引き込まれた。コマンチ団の少年たちは、笑い男の最期とチーフの恋の終わりに驚愕し、歯の根が合わないほどガクガク震えながら帰宅する。奇怪な冒険譚に夢中になっていた少年たちを圧倒したのは、まだ現実には知らない悲しみの感情だろうか。

 借り出したサリンジャーの評伝は、600ページを超える大作だった。開いたばかりの序章に、こんな言葉がある。
「読みたまえ。探検したまえ。始めてだろうが、20回目だろうが『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『ナイン・ストーリーズ』『フラニーとズーイ』『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア--序章』を読みたまえ。」

 本国で去年公開された伝記映画"Salinger"を見てみたい。没後に発見された未発表作品の出版も楽しみにしている。

バジル乾燥中2014/08/16

 夏のベランダ菜園もそろそろおしまいだ。
今年は赤と黄色のミニトマト、青じそ、バジル、どれも順調に成長した。去年までと比較すると、時間があり毎日世話ができたことに加えて、植物由来の害虫駆除スプレーも強力な助けになったのだろう。土曜日の午後、せっせとバジルを摘んだ。こんなに採れたのは初めてだ。乾燥バジルを作ってみようか。

drybasil

 おととし干し野菜料理に凝った時数回利用しただけの、野菜干しネットを持ち出した。水分がだいたい飛んだら、電子レンジで一気に乾燥させるらしい。さーて、パリパリ色よく仕上がりますように。

4時間後:できました!! あはは。こんなに小さくなるとは。
basil2014