明けましておめでとうございます2010/01/01

こちらでおつき合いくださっている方々、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。リアルワールドでも遊びましょうねっ。

10年前の元旦は、娘によるとクラッカーを鳴らしてミレニアムを祝ったそうで(私は忘れちゃった)「色々な国へ行った、いいdecadeだった」
11才だった彼女は21才になったわけです。

飛ぶように過ぎた私の10年は?
そして、さらに加速度を増して過ぎてゆくだろうこれからの10年は?
時間を大切にしなくては。
と言いながら、ダラダラと今日ようやく作った年賀状の絵を貼付けます。
この寅の表情が好き。(画像は無料年賀状素材サイトから)
きっぱり! こういうふうで私はありたい。無理だけど。

年賀状イラスト2010

長い冬休み2010/01/12

 数えてみたら、この冬休みは今日まで2週間以上もあった。それなのに、一体何をしていたんでしょ?
 記憶にあるのは、リビングルームの陽当たりのよい場所を、本とiPhone(Y! music用)とひざ掛けを持ってIKEAのポエングと共にズルズル移動する老女のような自分である。晴天の日が多かったし、冬の午後の長い日差しに暖められてぽかぽか、極楽でありました。

 それから、写真家関連のDVDを見た。アニー・リーボヴィッツとロバート・キャパはどちらも面白かった。年が明けてから、予定通りカルティエ=ブレッソンの映画を見に写真美術館へ行った。

 そして、図書館でこれを借りた。MAGNUM MAGNUM。多分大きい本だろうと予想したけど、まさかこれほどの大型本だとは。
 図書館から3ブロック、両手に抱えてよろよろ運びました。568ページ、重さは6.5kg。
これはなかなか読み終わりませんぞ。ページをめくる、写真を見る、文章を読む、考える、、

 そのままそこに在るものの最高の瞬間を捉えるカルティエ=ブレッソンと、大がかりなセットを準備して最高の瞬間を作るアニーは、作品を作り出す方法が対照的だ。
彼らに共通したのは、撮影した数時間後、被写体だった偉大な人たちが暗殺されたことだろう。ガンジーとジョン・レノン。その大きな喪失を記録する役割を担った、ということか。

 スーザン・ソンタグがアニーのパートナーだったという話もいい。アニーが破産の危機にあったと最近の新聞に出ていたけど、蓄財に励む人じゃなかったからなんでしょう。何とか財産の没収は免れたらしい。

 キャパとスタインベック、ヘミングウェイ、ピカソとの関わりなども興味深い。彼と他のマグナムの写真家については、もう少し読んでみたい。1月の宿題ね。

Y校 書き初め2010/01/14

 4クラス授業開始です。いや、学生たちは先週からだったけど、今日が私の担当日初日でした。
後半は書き初め。
 日本語教師にあるまじき悪筆で(これが謙遜だったらいいのに)、さらに毛筆とは決して仲良くなれない私は、一通りの手順だけ教えこっそり遠巻きに見ていました。
 でも、まじめな学生たち、みんながんばって書いたね。
うん、今年も笑顔で楽しくnever give up!


G校 ハクナマタタ2010/01/15

 G校の1月期クラスも始まった。

 午前中は会話クラス19人
韓国6人、スウェーデン3人、台湾2人、フランス2人、
香港、フィリピン、オーストラリア、イタリア、ブラジル、スイスが各1人

 午後は総合日本語クラス13人
ブラジル2人、スウェーデン2人、アメリカ2人
台湾、香港、シンガポール、ドイツ、ロシア、オーストラリア、ポーランドが各1人

 今日の午後クラスは、普通形の復習だ。既習の「ます形」の文をホワイトボード一面に書いておいた。その横に、学生たちは3本のマーカーを順番にリレーしながら、どんどん普通形を書いていく。終われば答を確認して,全員でコーラスする。
 あたたかい、あたたかくない、あたたかかった、あたたかくなかった、、例の早口言葉的な形容詞に、クリスチャン君が言った
 「あたたかくなかった ハクナマタタ」
ほんと、似てるね。知っているほとんどの学生は大笑いだ。歌い出しながら、うわー頭にこびりつくよ、とユラ君が騒ぐ。

このライオンキング挿入歌は、確かスワヒリ語で「心配するな」とかいう意味だ。
Hakuna Matata!
初日にうれしいフレーズだった。

Y校 今日も大意取り2010/01/25


 月曜Y校、遅刻者は2名。ディクテーション、宿題答え合わせ、漢字、シャドーイング、毎日の聞き取り、、いつもの手順で進む。
テキストは11課、新出語確認の後、CDで本文を聞き、各自音読練習する。
交替で1文ずつ読みざっと理解した後、グループに分かれるが、この時、同じ国の学生でグループを作ると、母国語で相談してしまう。中国、モンゴル、ベトナムのバランスを考えて、席を移動させる。
 さて、スキミングだ。相談しながらまとめたものを、今日も学生たちがグループ毎に板書した。
わいわい。がやがや。(画像はクリックで拡大)

skimming2010

John Legend on "Hope for Haiti Now"2010/01/27

 YouTubeにばらばらと置いてある"Hope for Haiti Now" telethonを拾って、この3日間少しずつ見ていた。
どの曲も素晴しいのだが、特に感動的だったのはJohn Legendの"Motherless Child"だ。

john legend from MTV

 この曲は200年前の黒人霊歌だという。寺山修司の「時には母のない子のように」も連想させる。
静かな演奏を何度も繰り返し聞き、結局iTuneストアからダウンロードした。
 "Hope for Haiti Now"CDを購入すると、売り上げがハイチ支援になるらしいけれど、1曲でも有効?
 
 ヒップホップでない、本来のR&Bを聴きたいと思う。
John Legendはいい。知的で深みがある。オバマ大統領就任記念コンサートでは、James Taylorと共演していた。あれはかなり寒そうだったね。

 "Hope for Haiti Now" の演奏曲リストはMTVにもあります。

人気作家 Elizabeth Gilbert2010/01/31

 日曜日だ。MAGNUM 6.5キロを返しに行かなければならない、と書くと、物騒な話みたい。その前に、書評欄やネットで気になったキーワードを検索する。
 わあ、何て興味深いスピーチ(20分間の余裕があったら聞いてみてね。強くお勧め。字幕付き)
Eat, Pray, Love はジュリア・ロバーツ主演で映画化されたようだ。(アメリカで8月公開予定)
新潮文庫『巡礼者たち』は場面の切り方が鮮やかだった。関連する本をオンラインで図書館にリクエストした。


(↑字幕表示はここから)

 公式サイトElizabeth Gilbert's official website