今は二月2008/02/08

 この時期、立原道造「浅き春に寄せて」の一節を思い出す人は少なくないだろう。今朝、駅に向かって公園を歩いていたら「今は二月、、、」が音ではなく、活字のイメージでやってきた。右上から縦に、礼儀正しい明朝体で「今は 二月 たつたそれだけ あたりには もう春がきこえてゐる だけれども たつたそれだけ 昔むかしの約束は もうのこらない」

 痩身の詩人・建築家はたった24才で亡くなった。夭折したのは1939年、今からもう70年近く前のことなのだ。
帰宅後調べてみたら、文京区に記念館があった。
http://www.tachihara.jp/

N校 バレンタイン・デー2008/02/14

 朝は三越前の喫茶店で、2時間のプライベート・レッスン。午後のクラスに移動する前、学生たちにあげるチョコレートを買おうと三越の催物場を覗いてみたが、1粒何百円もする高級品ばかりだ。試食だけして^^; 地下鉄に乗り、学校近くのコンビニで某Lチョコレート大袋を買った。

 1ヶ月後に卒業を控えた学生たちは、先週能力試験の結果も出てしまったし、全く学習意欲がない。ざわざわざわ。
 出席を取ったところで、チョコレートを配った。
「ハッピー・バレンタインだね。カタカナ」
「あー、せんせー、ありがとうー」
「あいしてるー」
「つきあっていいですか?」
「そのいいですかーは変でしょ。いいですか、は自分がします。トイレに行ってもいいですかって、ほら自分でしょ。女の子、さそえないよ」
「何といいますか」
「つきあってくれますか、とか、つきあってもらえますか、だね」
「あー、そうかー」

 休み時間、1階に降りた学生が一緒にこのクラスを教えている専任の先生に、明日はもっと高いチョコレートを下さい、と言ったそうだ。調子のいいやつらめっ。

散文的二月2008/02/24

 立原道造の詩からはほど遠い、散文的二月である。気ぜわしいのはプライベートレッスンが入ってほぼフルタイムになっている上に、24シーズン6を始めてしまい、週末にはアメリカン・アイドルやグレイズ・アナトミーを「見なくてはいけない」し、ユーロのレートを確認して銀行へ行ったり、返却期限の過ぎた図書館の本を抱えていたりするからだ。

 写真は、「わたしは金曜日の授業が終わるのが好きです」(みんなの日本語38課)午後のG校と、ハリ君に「先生は来なければなりません」と言われその後足を伸ばしたN校ネパール料理店での集まり。

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 風の強い週末、しっかりと掃除をし、英語の勉強会に出かけ、数日分の洗濯物をたたみ、ちょっとお昼寝をして、久しぶりに「まともな」晩ご飯を作った。ふう。

G校 日本でびっくりしたこと(その2)2008/02/26

 日本のトイレが話して、びっくりしました
 日本でたこやきがおいしくて、びっくりしました(新宿アルタの地下だそうです)
 日本人がはなをすすって、びっくりしました(気持ちわる〜いという意見で一致)
 エスカレータで左にたてて、びくりしました
 トイレの使い方をわからなくて、ひっくりしました
 日本のちかてつにこんで、ぴくりしました

その他
 カードをつかわなくて、いらいらしました(どこへ行ったのかな)
 プリンがよく買えて、うらやましました(好きなんだね)

書かせてみると、学生がわかっていなくて、びっくりしました。