世間が面白くない時は勉強 その2 ― 2024/11/11
8年前のアメリカ大統領選でヒラリー・クリントンが敗れた時、
「世間が面白くない時は勉強にかぎる」という言葉があるそうだ(半歩遅れの読書術、國府功一郎、日経新聞10月16日)と書いたことを思い出した。
あの時、落胆しながら、
頭脳明晰で比類ない経験を持つ女性、面白みに欠けるかもしれないが、公平で度量の大きなヒューマニストだと思う。そういう女性が次に登場するまでに何年かかるのだろう。
と憂いたけれど、そう長くはない時間を経て現れたのがカマラ・ハリスだった。
理解しかねるアメリカの選択だ。世間は全くもって面白くない。この脱力感を何で埋めよう。
という理由からかどうか、自分でもわからないが、
最近久しぶりに読んでいるイギリス文学が、これまでになく面白い。
ヴァージニア・ウルフ『燈台へ』、故ポール・オースターが言った通り、よい作品だった。
イアン・マキューアン『贖罪』、映画だけではない。怖いくらいの素晴らしさ。
そしてジェイン・オースティン『自負と偏見』、細部がなかなか愉快な話なのだ。




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