DCからリッチモンドへ(第18次遠征隊#2) ― 2019/07/11
今回のDC滞在は2日間。猛烈に活動的だった初日の後、残るタスクはナショナル・ギャラリーだけだ。ゆっくりとチェックアウトを済ませて荷物を預け、数ブロック南へ下った。日曜11時の開館をドアの前で待ち入場。
(左利きのハンサムおじさん、初期フィレンツェ時代1478年頃の作品。ウォルター・アイザックソン作の評伝『レオナルド・ダ・ヴィンチ』に、輪郭をぼかすように描くスフマート技法や歪像の解説があった。わずかな笑みが30年後のモナリザへと繋がっていく。肖像画の裏には月桂樹と椰子のリースが描かれている。)
そして3人の大統領たちも、さっきまでしかめっ面で議論を戦わせていたに違いない。
広い館内には、見応えのあるヨーロッパ絵画が続いている。3時間あれば十分と思っていたのに、現代絵画の東館は今回も急ぎ足になってしまった。ナショジオ・ドラマ『ピカソ』でちょっとした山場だったサルタンバンクの家族がある。この奥にはセザンヌ、ブラック、マティス、そして最近少し解りかけてきたドイツ表現主義作品が架かっていた。
ところで、ギャラリーの案内地図に印刷されているゴッホの自画像は一体どこだろう。外に出てから見ていないことに気づき、見逃してしまったのかと焦ったが、調べてみるとロンドンのテート美術館に貸し出し中なのだった。なあんだ。
午後2時過ぎホテルへ荷物を取りに行き、メトロでユニオン駅へ向かった。今回は一人旅だし、東海岸は交通機関が発達していることもあって、バスで楽に安く移動することにしたのだ。ヴァージニア州のリッチモンドまで、Megabusで2時間半の距離だ。
ユニオン鉄道駅の駐車場奥に、グレイハウンドなどのバス乗り場が並んでいる。
リッチモンドのメインストリート駅は人影まばらだった。少し離れたホテルまで、初めてのUberで移動した。6/23
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