ヘミングウェイの家(キューバ)2017/02/11

 ミネソタの友達がキューバ旅行の写真を送ってくれた。P夫妻とこの前会ったのは3年前のメキシコ旅行だ。メキシコシティーで待ち合わせ一緒に数日過ごした後、わたしは一人でハバナに行ったのだが、念願のフィンカ・ビフィアは映画の撮影中だとかで見られなかった。泣く泣く帰国し、事の顛末(キューバで絶句するをメールに書いたのを覚えていてくれたのだ。

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 アフリカで仕留めた動物の剥製、そしてミロの「農場」の複製(本物はD.C.のナショナル・ギャラリーにある)が飾られている。これはダイニングルームだろうか。

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 立って使っていたというタイプライター。これで『老人と海』を書いたのか。

 オバマ大統領がキューバとの国交を回復したものの、アメリカ人の観光はまだツアー参加が前提になるようで、P夫妻も教員組合キューバ旅行で回ったそうだ。二つの国は国交正常化に向けてゆっくり動き出すはずだったが、トランプ政権はその打ち切りを示唆しており先行きは読めない。
 もしわたしがもう一度キューバに行けるとしても、またカナダ経由になるのかしら。話は逸れるが、ここ数日、トランプ大統領の読解力に疑問ありという報道をいくつか読んだ。一冊も本を読み通したことがないらしいとか、小4程度の英語力だとか、長い文章が読めないので思考力も劣り、発言が支離滅裂になる、質問に的確に答えられない、契約書は周りの説明を受けてサインする(大統領令も?!)などなど恐ろしいことばかり。詩人がいないどころの話ではなかった。

星空を見上げて帰宅2017/02/22


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国立天文台 今日のほしぞら

 午後クラスを教えて電車に乗り駅に着くと、午後7時過ぎになる。冬学期が始まってから、駅と家の間にある公園を歩く時にはいつも白いシリウスが見えている。そのシリウス(おおいぬ座)とプロキオン(こいぬ座)、オリオン座のペテルギウスが冬の大三角と知り(遅いけど)「今日のほしぞら」について書いたのは、今確認したら3年前のちょうど今頃だった。
 寒い、寒いと思いながら、大きく上を見上げて帰る。年のはじめ東の空に見えていた3つの星は少しずつ南に動き、今週オリオン座はほぼ真南に高く位置している。帰宅後、小学生用星座早見盤をくるくる回してみると、5月の連休を過ぎる頃、シリウスはすっかり西の方へ移動して見えなくなるようだ。天空は動く。いやもちろん動いているのは地球だが、動いて季節が巡る。

 ずいぶん前からの知り合いと、最近文通を始めた。しばらくお年賀のご挨拶だけだった80代の元新聞記者KH氏が、メールではなく手紙をやり取りしませんか、とご提案下さったのだ。話がかみ合っているのかいないのかわからない文面が、遠慮がちに行き交っている。
動く天空の下で、確実に歳をとっていくわたしたち。だからこそきっと、見ること読むこと聴くこと、人と関わることは大切なのだ。星の時間からすればほんの一瞬の自分の時間を、できるだけよいもので満たしたい。近ごろ特に、そう考えるようになった。