みんな旅をしたのだ2016/06/12

 手元には、もう絶版になった安岡章太郎さんの『アメリカ それから』(角川文庫 1975年)もある。
みんなアメリカを旅したのだなあ。どの本も細部は全く覚えておらず、印象のようなものしか残っていないが。
久しぶりに開いてみると、江藤淳さんのはプリンストン大学滞在日記だった。藤原正彦さんの『若き数学者のアメリカ』も読んだ記憶(だけ)が。
 ガイドブックではない。出かけて出会って考えたことが書かれている。それらを読んで喚起され、わたしもまだ時折ウロウロしているのだ。