革靴とバッグの染め直し2016/05/03

 左利きは器用だという一説に反して、絶望的に破壊的に不器用だ。未だに野菜の千切りはできず、針仕事すれば何か所も指に針が突き刺さり、プリントの切り貼りすれば手にセロテープがまとわりつく。
 革靴の染め直しを始めたのは、単に必要に迫られたからだった。ついでに古いバッグも持ち出した。すると、、見よ、遠目とはいえ、この美しい仕上がり!
思わず写真を公開したくなった。作業前の写真も撮っておけばよかったなあ。

leatherdye

 ブーツは去年ミズーリ州で買った40ドルほどのバース、元は茶色だったのに、しばらく履いているうちになぜか茶色と黒のまだらになった(スエード部分が擦れてしまった。)G.H.BassはClarksやCole Haanと同じカジュアルな靴メーカーで、アメリカのTangerやPremium Outletにほとんど必ず入っている。
小さいバッグは25年使用のコーチで、色落ちし悲しげにうらぶれたグレーになっていたとは言うものの、かつては厚みのあるこの革こそCoachというファンが多かったように思う。セルフ・ヴィンテージとでも言いますか。
 予想以上にうまく染まったのは、革の種類が適していたおかげだろう。クラフト社の染料と仕上げ剤を使い、乾燥時間を含め二日で染め直した。古いラグの上に新聞紙を広げてのお手軽作業、だったが、実はもう少しで終わるという時に容器をひっくり返して、ラグに黒い染料が流れたことも正直に書いておこう。一番大変だったのは、そのラグのシミ抜きでしたよ。

 革の染め直しそのものはとても簡単です。どうぞお試しください。