Y校 今何時ですか?2013/05/01

 連休谷間の5月1日、気力を寄せ集めて(振り絞るのではなく、散らばっていたものを掻き集める感じ)仕事モードをこしらえ、Y校新入生クラスへ行った。
このクラスを教えるのは今日が3回目。第一週は9人だったが、先週は16人に増え、今日は21人になっていた。少しずつ到着する学生たちを吸収しながら、「みんなの日本語1」をゆっくり教えていく。

 アジア系の学校と書くと、中国人か韓国人が大半と思われるだろうが、国の留学生受け入れ状況は年々変化している。今年度4月期の在留資格認定は中国・韓国が数パーセント減り、ベトナムが3倍増、ネパールも2.5倍増になった。
Y校新クラスの構成はこの数字を如実に反映し、今日のところ中国9人、ネパール9人、ベトナムが3人だ。

午後1時 、
「はーい、みなさん、始めましょう」
ニコニコ穏やかなネパール人学生(でもまだひらがなが変)、コツコツ真面目なベトナム人学生(でも時々別のページを見ている)、地声大きい中国人学生(でも隙あらば隠れて寝ようとする)、うへー、全体が重い。課末問題まで辿り着くのは大変だ。
   ・   ・   ・   ・   ・
 教室の時計は4時10分、残り5分で聴解は無理でしょ、と宿題用練習プリントを配った。ん?わたしの時計は3時58分だ。
「みなさん、今、何時ですか?」
数人の机の上にあるiPhoneは、わたしのと同じ時刻を表示している。こらこら。不届き者がこっそり進めた時計を背の高い学生に下ろさせて、3時45分にしてみた。
「せんせい、だめ」「よんじ」「よじよじ」
学生に時計を渡すと、正確な時間に戻してみんなに見せ、壁にかける直前にまた数分進めてしまう。ネパール人もベトナム人も中国人も日本人も、わはわは笑っていた。

旅の下調べにこんな本2013/05/27

 一番古い本は20年以上前の出版なので、今でも訪れることのできる文学スポットなのかどうか不明だが、週末あれこれ持ち出して調べ物をするのは楽しい作業だ。
 日本でほとんど知られず、本国でも語られることが少なくなった作家もいるだろう。面白そうなものをwiki他で読み、関連のサイトを辿る。見学時間や駐車場情報などをメモする。
 目的地周辺を一通り調べた後はgoogle mapを広げ、近くのモールやレストラン、ファストフード店などにピンを置いていく。
 それぞれにアメリカ国立公園巡りをしている子供たちも、google mapで走行距離をチェックし、ルートや宿泊地点を決めているようだ。
 

(amazonウィジェット貼り付け)
 ところで、日本でも文学名所案内はいろいろ出ているのかしら。