ロンドン&パリ旅行#4 文学スポットなど2013/04/03

 今回は両都市3泊ずつのフリーツアーで、そこにロンドンからはストーンヘンジ、パリからはモンサンミシェルの現地ツアーを組み込んだため、短い自由時間はますます短くなっている。Aさんは旅行経験も豊富だし、二人とも興味のある場所へは同行するが、基本的にそれぞれ好きなところへ出かけ、夕食を一緒に取ることにした。
 それにしても、見たいものが多過ぎる。

 ストーンヘンジのツアーに含まれていたバースでは、ローマンバースジェイン・オースティンのティールームへ行った。
 Mr.ダーシーの肖像画が架かった部屋で、心持ちしとやかにアフタヌーンティーを楽しむ
JAtearoom

 ヘミングウェイが通ったというレストラン、ポリドールは、パリのサンジェルマン地区にある。また行くことがあったら、評判のよい家庭料理を試したいものだ。
 マドリードのボティンのように"Hemingway ate here"(周りのレストランには"Hemingway never ate here")とは書かれていないようだ。フランス語が読めないだけかしら。
polidor

 セーヌ川に面したシェイクスピア&カンパニー書店、ぎっしりと本の積まれた店内に入る。神田の古書店とは違う匂いがする。
2011年に亡くなった2代目店主ジョージ・ホイットマンは本物の自由人、数多くの若い作家たちを支えたと言う。
s&cbookstore

 メトロのCardinal Lemoine駅から、ゆっくり南下した。市場の出るムフタール街を突き当たった交差点のそばに、このアパートがある。ここに住んでいたのは、ヘミングウェイと最初の妻ハドリーだ。
 ハドリーが夫の原稿を詰めたスーツケースをリヨン駅で盗まれるという「文学史的大事件」は、その後『ヘミングウェイのスーツケース』(マクドナルド・ハリス)などの題材になった。
hemingwayhouseparis