ロンドン＆パリ旅行#3 G.スタインの門をくぐる!! ― 2013/04/01

　パリ文学散歩。見ることの意味は明確だ。何冊か本を読んだが、時間は限られている。サンジェルマンに近い３つの場所を訪ねることにしていた。

　ガートルード・スタインの家はすんなり見つかった。
Sstreet

プレートには、スタインが兄のレオそしてアリスB.トクラスとともに35年間ここに住んだと記されている（と思う）。
Sadress

　行ったり来たりしながら写真を撮っている時、黒いコートを来た白髪の男性が歩いて来て、門のキーロックを押し始めた。思い切って「すみません。ここにお住まいでしょうか」と声をかける。すると...!!
「中を見たいですか」と門の内側に入れてくれたのだ。何という幸運。

ホールを歩いて、小さなパティオに出る。
ここを通った画家や作家の燦然たる名前が思い浮かび、めまいがしそうだ。
Shall

30年代当時の建物は平屋で、スタインはこの一角に住んでいた、と説明してくれた。
Shouse

その頃、窓の中にはこんな書斎があったのですね。（どこかから拝借した資料）
Sroom

黒コート紳士に何度もお礼を言い、夢心地に門を出た。３月27日午後。

by dragonfly [旅行] [本] [美術] [コメント(6)｜トラックバック(1)]

コメント

_ yummy ― 2013/04/01 09:24

すごい！すごい！！すごい！！！ラッキーでしたね！！！！
先日「ミッドナイト　イン　パリ」を見たばかりなので、書斎の再現が見事だったことがわかります。

_ T.Fujimoto ― 2013/04/01 21:46

ほう、dragonfly様は扉の内側まで入ったのですね！
パリのアメリカ人時代の息吹が感じられたのでしょうか？

_ dragonfly ― 2013/04/02 00:04

さすがyummyちゃん、見るべきところを見ていますね。
映画のセットはここに記事がありました。面白いよ:-)

OSCARS 2012: WOODY ALLEN’S PRODUCTION DESIGNER ANNE SEIBEL ON “MIDNIGHT IN PARIS”
http://www.fastcocreate.com/1679962/oscars-2012-woody-allens-production-designer-anne-seibel-on-midnight-in-paris

_ dragonfly ― 2013/04/02 00:12

Fujimotoさん、本当にラッキーでした。親切ですよね。
地味な色のタイル張りの張りの通路で、また恐らく幾度も改装補修されているのでしょうけど、中庭から門に向かって特別の空気が流れているようでした。trip of a lifetimeと言ってもいいかもしれない。

_ ちこ ― 2013/04/02 22:59

作家の名前は知りませんが、すごい‼
観光客に気軽に見せてくれる懐の深さに感動〜^ ^

_ dragonfly ― 2013/04/03 16:09

ちこちゃん、G.スタインはまだ無名のピカソやマチス、ヘミングウェイたちと親交のあった変てこなおばさん作家でした。
中に入れてくれた紳士は
「読んでみたけど、全然わからなかったよ。君は？」
わたしも実はよく解らないんだよね、不思議な文章。

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_ Tombow Notes - 2018/11/17 22:35

　昨日、ディヴィッド・ホックニーの「スイミングプール」が存命中の画家としては最高額で落札された、というニュースが流れた。クリスティーズのオークションがこの前大きなニュ