2011-05: Tombow Notes

片付かない片付け ― 2011/05/04

　リビングの隅にあるクローゼットが気になっていた。中にあるものを忘れかけているのに、怪しげにみっしり詰まった感じ。前を通過すると息苦しい。

　モノを買うのが楽しくてたまらない年頃の女の子が、自分の部屋に入らないものを適当に移動しているのは知っていた。通販の安物ハンガーパイプが、半年前、重みに耐え切れず崩壊したのだ。不要品を整理させ、スチール製のハンガーパイプに買い換えて、季節の衣類スポーツ用品もろもろを収納した。

　ところで、その奥には一体何が入っているんだっけ？

　このところ、断捨離、（人生がときめく）片付けの魔法、シンプル整理術などのタイトルを目にするのは、みんなすっきり片付けて、モノに奪われる時間を取り戻したいからだよね。ドイツ式、イギリス風などなど私も数冊読んでいる。

　クローゼットに潜って２日目、内部に古本古雑誌の砦の如きものが形成され居心地よくなっているんだけど、ちょっと待て。そんなはずじゃなかったでしょ。ユリイカ、宝島、Esquire, LIFE, ..読みふけるのは止めて、明日から片付け再開しなきゃ。

　柴田元幸さんのモンキービジネス、2011春はポール・オースター号だったんですね。これを買い忘れちゃいけません。
毎回購入しているわけではないけれど、2008年秋のサリンジャー「ナインストーリーズ」もよかったし、きちんとチェックしましょ。

　そう言えば、４月のpen「ヘミングウェイ再び」は、いつも行く美容院の店長さんが
「もちろん買いましたよね」
と鏡の前に持って来てくれたのだった。買ってませんでした。あわてて注文、よくまとまった一冊。
　というわけで、整理した隙間にまたじわじわと本や雑誌が増えていく...(^^;　

　連休後半はダラダラ本を読むなどして過ごしたが、iTunesUのLibrary of CongressにJohn IrvingのインタビューNational Book Festival2009があり、これがなかなか面白かった。
　ジョン・アーヴィングは世間のヘミングウェイ崇拝が大嫌いで、「あんなに退屈で面白くない作家はいない」と言うのだ。なるほど、彼はホーソンやディケンズの系譜だね。

Y校連休明けの日本語 ― 2011/05/13

Y校初中級クラスは使役受け身の復習だ。

日本語のフォームとしては一番ややこしいものだろうか。震災後の一時帰国から戻った学生もおり、連休明けのミニテストはもう無茶苦茶だった。おーい、みんな、がんばろうね。

１、社長は　社員を　遅くまで　働かせました（使役）

　　社員は　社長に　遅くまで　働かされました（使役受け身）

　　　　はたかせました、はたさせました、

　　　　はかされました、はかわれました、などなど

２、母は　私に　お皿を　洗わせました（使役）

　　私は　母に　お皿を　洗わされました（使役受け身）

　　　　わらかれました、わらさせました、わらわせました、、？

注：１グルーブ動詞（５段動詞）の使役受け身には２つの形がある。働かされる（短いもの）と　働かせられる（長いもの、２グループ１段動詞　食べさせられる　と同じ形）

日本語学習者には、主に短いものを教える。

小マグナム届く ― 2011/05/20

　金曜午前、再編成されたアジア系超初心者クラスを教えてエネルギーを使い果たし、ヘロヘロになって帰宅した。
　と、宅配ボックスにamazonから書籍便が届いている。例のmonkey businessポール・オースター特集と小さいマグナムの本だ。うふ、週末の楽しみができました。

　２年くらい前まで、写真のことは全然知らなかった。今でもほとんど知りませんと胸を張って言えるが、ジョージア・オキーフの夫だったA.スティーグリッツや、ヨセミテを撮ったA.アダムス、パパ（ヘミングウェイ）とキャパなどを通して、少しずつその面白さがわかりかけてきたところ。
　マグナム東京支社リンクしておきます。ここには素晴らしい写真がたくさん。

また学生とfacebookチャット ― 2011/05/26

　明日の準備をしながらfacebookでY校のモンゴル人学生にメッセージを書いていたら、シアトルのデイナ君がまた話しかけてきた。K校で実際に教えたのはもう１年以上前のことだ。アメリカからの学生は、フクシマ以来、めっきり減ってしまった...